今や信頼が地に落ちたWHOの発表は、政治的意味しかないと思うが、それを受けて事態はますます深刻になっている。

最近の専門家の発言は「事態を希望的に見ることをやめて、最も悲観的な予測を出す」方向に動いている。これも「責任回避」の流れだろう。

最悪の場合1年以上も混乱が続くという観測もあるが、死亡率が急激に上がらない限り、来年になって「新型」が「既知」になれば、何の対策もしなくても7番目のコロナウイルスによる「普通の病気」になるだろう。

しかしだからと言って楽観的な動きはできない。野球界も「人命第一」で動かざるを得ない。

センバツ高校野球が中止になったのは残念ではあるが、どうしようもなかったとは思う。

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球児たちはこの期間を有意義に使うべきだ。もちろん練習や体力の維持も大事だろうが、できれば自分で「学ぶ」時間も持ってほしい。
例えば「自分たちはなぜ甲子園に出場できなくなったのか」をできるだけ多くの情報を集めて議論してみてはどうか。

そしてパンデミック以後の野球界がどうなるか、その中で自分たちはどう生きていくのかを話し合ってはどうだろうか。
年寄りの指導者の中には「何事も我慢だ。上の言うことをしっかり聞いてやっていれば、お前たちは大丈夫だ」と言うかもしれないが、今、一番頼りにならないのは「しっかりした大人」だ。

そういう風に、危機に対しては若い人たちが「これではいけない、自分で何とかしよう」と思うことで活路が開けることが多い。

たかが高校部活の春季大会に出られなかったくらいで、涙ぐんだりせずに「考えるきっかけ」にしてほしい。


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編

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