田澤純一のキャリアSTATS




もう12年目になる。日本球界に反旗を翻した形でアメリカにわたって、本当にがんばってきた。

実力は抜群で、AAでスタートして年内にMLBに昇格し、A-RODに満塁ホームランを打たれたりした。

その後は救援投手に転向、上原浩治との名コンビは一世を風靡した。

絶妙のコントロールの上原と、パワーで押す田澤の「勝利の方程式」は見ごたえがあった。

しかし球速がやや落ちてからは苦労が続いている。

MLBでは30歳過ぎの救援投手はたくさんいる。抜群の成績でなければ、メジャー契約は厳しい。

今季の田澤はレッズのNRI（キャンプ招待選手）でもない。その下のマイナー契約だった。そこでのリリースであり、なかなか厳しい状況だ。

NPBには「田沢ルール」で戻ることが厳しい中で、アメリカで活路を見出すことになる。

日刊スポーツ　田沢ルール
「日本のドラフトを拒否して直接海外挑戦した選手は、日本に戻っても高校出身は３年間、大学・社会人出身は２年間、ドラフトで指名できない」と制限を設け、１２球団申し合わせ事項として承認。同年10月のドラフトから導入し、田沢に適用された。

現実的には独立リーグなども視野に入ってくるだろうが、そういう境遇からメジャーに復帰した選手も多い。

こういう時期だからこそ、なおさら頑張ってほしい。


年度別チーム第１号本塁打は俺だ！　広島編

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