こういうときに、NPBの組織のダメさ加減が露呈している。

MLBでは、3月13日、選手会と話し合い、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同州とフロリダ州で実施していたキャンプを中断すると発表。選手にはキャンプ地への残留、自宅への帰宅、本拠地での調整という三つの選択肢を与えた。

球団ごとの判断はせず、実質的に球団を「一時解散」して、あとは選手の自主性に任せたのだ。

しかし、NPBでは、オープン戦の中止と開幕戦の延期を決めたが、それ以外の部分は12球団に委ねている。
このために練習試合をする球団もあれば、合同練習をする球団もある。さらに、外食や会合などに対する指令も球団によってまちまちで、阪神のように「3密」をしているところもあったわけだ。
コミッショナーがお飾りで、実権がないために強い指令を出せなかったわけだ。そのために12球団はそれぞれの「危機意識」で、思い思いの行動をとってしまった。

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すでに事態は「野球」どころではなくなっている。松坂大輔が言ったように、12球団で統一行動をするべき時だ。

NPBは12球団をシャットダウンして、選手を帰宅させるべきだ。その際には自己責任の前提ではあるが「不要不急の外出の禁止」「外食、宴会、会合の禁止」「定期的な検温」「手洗いマスクの励行」などを通達して守らせるべきだ。

日本の野球選手は夜遊びが大好きだが、それがどれだけ危険なことか、感染拡大に選手が関与すれば、どれだけ野球界が迷惑をこうむるかを周知徹底させるべきだろう。すでに藤浪が身をもってそれを示しているのだ。

今は、野球の練習は「不要不急」だ。一度シャットダウンすべきだろう。


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編

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