連続する7日間の感染率の推移をみると、東京、大阪の今の状況がよくわかる。

4月8日以降の連続する7日間の平均感染率の推移。

まずは数字

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4月下旬までは、東京も大阪も二けたの感染率で推移していた。ともに苦しんでいたという印象だ。

東京の方が振幅が大きいのは、検査数、陽性数の精度が悪く、日々の報告数に波があったからだ。

しかし4月25日以降は、両者の差がくっきりと分かれていく。グラフにすると明瞭だ。

T-O-Heikin7-Graph


大阪府が4月25日以降、はっきりと下降線を描いているのに対し、東京都は5月2日以降、感染率は上昇し、最近になって再び下降線になっている。小さな第二波が来たという見方もできるだろう。

感染者数が少なくなれば、クラスターを押さえることも、濃厚接触者を隔離することもやりやすくなる。ヒューマンリソースを有効に活用することができるのだ。

しかし東京は病床も埋まりつつあるし、有症の患者数は減っていない。東京都はまだ長い戦いが続くだろう。

大阪は15日には段階的な規制解除に踏み出すと思うが、そこから感染者数、感染率は再び上昇するだろうが、その上昇のカーブがゆるやかか、急かで、以後の対応は変わってくるだろう。


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