三浦知良は一昨日、13年ぶりにJ1のピッチに立った。
三浦知良は、この日で53歳6ヵ月28日。中山雅史が2012年、コンサドーレ札幌在籍時につくった45歳2ヵ月1日を大幅に更新した。
メディアはもろ手を挙げて絶賛した。テレビのコメンテーターは「このまま現役で還暦を迎えてほしい」と言った。

しかしながら、50過ぎの中年が、選手としてトップリーグで通用するのだとすれば、日本のサッカーのレベルはずいぶん低いものということにならないか。

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競技を問わず、およそメジャースポーツで50歳過ぎの選手が一線で通用することなどありえない。昨年、イチローは46歳で引退したが、前年の成績は44打数9安打の打率.205、そして2019年は6回打席に立ったが安打は出なかった。
私はイチローの最後の2試合を東京ドームでつぶさに見た。腰のあたり肉が落ちて、昔とは違う姿だった。グラウンドを一周して観客に別れを告げる姿は感動的ではあったが、同時に「ようやくやめてくれる」という安ど感もあった。少なくとも「これからも続けてほしい」とは全く思わなかった。

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中日の山﨑武司に話を聞いたときに「僕や山本昌さんみたいに、40歳過ぎてやってる選手に球団は引退しろとは言わない。自分から辞めると言うまで契約してくれる」と言った。

2006年から三浦と契約する横浜FCもそういう状態だろう。引退勧告をすればファンから総攻撃を受けるだろうし、ほとんどのメディアは賛同しないだろう。

ニッポン放送はカズなどベテランの起用について、
「ただの話題づくりじゃないの?」という声もありますが、いやいや、J1に復帰したばかりの横浜FCには、そんな理由だけでカズを起用する余裕などありません。これは過密日程対策であると同時に、元代表たちの“経験値”を結集して挑もうという「勝つための戦略」でもあり、あくまで戦力として呼ばれたのです。実際に横浜FCは、J1首位を独走する川崎に堂々と渡り合います。

と言ったが、“経験値”がそんなに重要なら20代の選手を解雇して3人を使い続ければいいはずだが、恐らくそうはしない。試合も負けたわけだから、次戦からは若手主体で臨むはずだ。
安物の幇間のように、こういう形でクラブや選手をよいしょするのが、今のメディアの基本姿勢だ。

三浦知良が偉大な選手だった、ことには疑問の余地はない。しかしそれは過去形であり、すでに戦力ではなくなっているはずだ。しかし功績ある選手は自分から言い出さない限り、やめさせるわけにはいかない。

そうした事実を正面切って言えなくなっている日本のスポーツメディアは、明らかに病気である。賛同するメディアもあっていいが、「カズの出場に問題あり」という意見も聞こえてこそ、言論の自由が保障された国だと思う。そう思っているサッカー、メディア関係者はたくさんいるのだから。


中日・ナゴヤ球場・ナゴヤドーム・シーズン最多本塁打打者/1950~1988、2007~2019

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