当代のMLBで、“固め打ち”というと、ロサンゼルス・ドジャーズ=LADのマット・ケンプ。昨年も4月.362、6月.375、9月.343と馬鹿あたりした。今年も春から絶好調だったのだが、非常識なくらい当っている。開幕からの成績。
Kemp20120417





ケンプは昨年の最終週で週間MVPをとったのだが、今季の1週目、2週目と連続で獲得。3週連続MVPは史上初だ。

安打も出ているし、本塁打も6本、打点がすさまじい。10試合中8試合で打点をあげている。もちろん現在三冠王。ケンプといえば、毎年150三振もする大型扇風機だが、今季は10試合で7三振と控えめ。長打力に加えて確実性も出てきた。得点圏打率は何と.545。

それだけに投手陣の警戒も相当高まっていて、昨年は24敬遠。プリンス・フィルダーの32に次いで2位だった。しかし今年はいまだ0。昨年よりも勝負してもらっているのだ。

これは、3番ケンプのあとの4番に座るアンドレ・イーシィアの存在が大きい。この選手も固め打ちをする選手で、昨年4月は.381と打ちまくったが、今季は打率こそ.289だが打点15、得点圏打率.455とナリーグ全体でもケンプに次ぐ大活躍。ケンプを歩かせてもイーシィアに返される可能性が高いので、勝負せざるを得ないのだ。
ケンプは昨年、打点王、本塁打王に打率3位。しかも盗塁でも2位タイ(今季はまだ1盗塁だが)。

一昨年までは時折本塁打は打つものの、粗っぽい印象があったが、昨年のケンプは悪い月でも.253でとどめている。安定感が出てきたのだ。

LADは、3月28日、マジック・ジョンソンらのグループが共同オーナーとなった。経営的にも安定し、ナリーグ東地区で9勝1敗とロケットスタートを切った。

まるでオセロのように昨年の悪い目が全部良い目に変わったLAD。まだ気が早いが、ケンプは三冠王の可能性がかなりあるのではないだろうか。


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