ダルビッシュが言及した「自身の成功体験だけでモノを言って、勉強しないベテランOB」の話とは、微妙に違うケースがあることに言及しておきたい。
ここ数年、オフになると筒香嘉智に話を聞くのが恒例になっているが、筒香はダルビッシュが言う「筋トレ」を否定している。
もともと筒香は周囲の勧めもあって筋トレをして体を盛り上げたことがあるが、「自分で自分の体がコントロールできなくなった」感覚があって、これをやめ、今は自身の体のセンサー能力を高めるようなバランス感覚を重視したトレーニングを日々行っている。
これを聞くと年寄りOBは、「それ見ろ、筒香だってダルビッシュを否定している」というかもしれないが、それは全く違う。
筒香は筋トレを実際にやってみて「合わない」と悟ったわけだ。プロ野球選手が必要とされる能力は一つではない。投手と打者でも異なるし、同じ打者でもタイプによって重要視する筋肉は異なる。
筒香は実際にいろいろやってみて、自分の体に合うトレーニング法を編み出したわけだ。頭が固い年寄りとは似て非なるものだ。
「僕の体は他の選手よりもほっそりとして、足も細いです。でも、それが僕の求めるからだです」と言っている。MLBに行って、違う体が必要と感じれば、彼流のやり方でそうするだろう。

また桑田真澄の「9回135球」もそうだ。これを聞くと「ほら見ろ、桑田だってああいってるんだ。昔の投手のやり方が正解なんだよ」とたくさんの人がいいそうだ。
桑田真澄こそは、「野球を学ぶ」オーソリティと言ってよい。早稲田大、東京大でバイオメカニクス(スポーツ力学)を学び、多くの投手のフォームを解析した。そのうえで若年層の「投球過多」の問題を厳しく指弾している。
学殖もあり、競技者としても十分な実績のある桑田が「9回135球」を言い出したのだ。
率直に言って、私はこれまでこういう学説を聞いたことがないので、何とも判断しがたいのだが、合理的な練習を究極まで追い求めた桑田が行き着いた結論であるのなら、批評をする前に静観したいと思う。
「俺たちの時代は走り込んで投げ込んだから、いくら投げても壊れなかったんだ。桑田もようやくそれがわかって9回135球と言ってるんだろ」
という人には「一緒くたにしてはいけない」と言いたいと思う。
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また桑田真澄の「9回135球」もそうだ。これを聞くと「ほら見ろ、桑田だってああいってるんだ。昔の投手のやり方が正解なんだよ」とたくさんの人がいいそうだ。
桑田真澄こそは、「野球を学ぶ」オーソリティと言ってよい。早稲田大、東京大でバイオメカニクス(スポーツ力学)を学び、多くの投手のフォームを解析した。そのうえで若年層の「投球過多」の問題を厳しく指弾している。
学殖もあり、競技者としても十分な実績のある桑田が「9回135球」を言い出したのだ。
率直に言って、私はこれまでこういう学説を聞いたことがないので、何とも判断しがたいのだが、合理的な練習を究極まで追い求めた桑田が行き着いた結論であるのなら、批評をする前に静観したいと思う。
「俺たちの時代は走り込んで投げ込んだから、いくら投げても壊れなかったんだ。桑田もようやくそれがわかって9回135球と言ってるんだろ」
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コメント
コメント一覧
筒香選手も体幹トレーニングと言ってますが、上の勉強しない人たちからみたら
全部筋トレ(というかウエイトトレーニング)に見えてそう。
かつて自身が現役時代に浴びていた尊敬、尊崇の念を、一線から退いた時点で現役選手に向けるようにすれば、それですべて解決のような気がいつもします。
「いろいろ言いたいこともありましょうが、あなた方はもう辞めたのです」と。
もちろん現役選手自身が過去の偉大な選手に対して敬意を表するのは当然のこととして。