この本はかなり怪しい。

ひょっとするとホリエモンなどの言っていることは正しいのかもしれないという気持ちは常に持っている。
つまり新型コロナを過度に恐れて、経済活動を制限したり、生活全般を自粛するのは、クソだ。適当に怖がって、適当に感染症対策して普通にやってれば、コロナなんてどっかいくんだよ、というやつだ。

新型コロナ禍が過ぎてから、答え合わせをしてみればそうだったのだ、ということになる可能性はあるだろう。

しかしながら、今の時点ではそれは誰にもできないことだ。日本でここまで大きなパンデミックが発生したのはスペイン風邪以来100年ぶりだし、そのころとは生活も医療もすべてが変わってしまっている。
日本人が新型コロナでどんな対策をすればいいのか、は誰にもわからないのだ。

ホリエモンのように「やりすぎんなよバーカ」と言い切る人に問いたいのは、スウェーデンの事例だ。

日本とスウェーデンの連続する1週間の陽性者数の推移

20210309Japan


20210309Sweden


日本は、政府の感染症対策は緩くて首尾一貫しないものだったが、国民の多くがコロナを恐れ(ホリエモンに言わせれば過度に恐れ)、マスクを徹底してきた。冬に大きなピークを迎えたが、今は下降線。しかし再上昇しそうな気配もある。

スウェーデンは経済活動をほとんど規制しなかった。そして日本同様市民個々の対策に任せたが、マスクやソーシャルディスタンスは強制しなかった。「集団免疫」を目指したと言われるが、そうではなかった。冬に陽性者数が爆発的に増えたのは日本と同じだが、今も感染爆発は収まっていない。
国王や政府首脳は自分たちの感染症対策は「失敗だった」と言い出した。

スウェーデンの人口は日本の12分の1だが、陽性者数は10倍だ。

日本が正解だったと言いたいわけではない。世界の数字を見ていても「なぜこうなっているのか」合理的な説明がつかないことが、あまりにも多い。ワクチン接種が始まった今の時点でも「何もわからない」というのが正直なところではないか。

だとすれば、人はどうすべきか。ホリエモン的には「気にせずに普通に生活しろよ」となるかもしれないが、あまり賢くない我々は「用心するに越したことはない」と考える。
死者数は少ないかもしれないが、「死」は数字ではない。自分の親族が死んだら悲しいし、怖い。

ホリエモンや同類の人から見れば「愚かな臆病者」かもしれないが、答え合わせができない現状では、それしかないと思うのだが。

そういいながらも、ホリエモンはPCR検査もしているだろうし、ワクチンもさっさと接種するだろうとも思う。


2018~20年山﨑福也、全登板成績

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