2回目の「緊急事態宣言」を発出したのは1月7日、1都3県だったのが、追いかけて大阪府・京都府・兵庫県・愛知県・岐阜県・福岡県の6府県にも発出され、期間も3月7日までとなった。
しかし首都圏以外の地区は陽性者数が減少し、病床のひっ迫も収まったということで、2月末で宣言は解除された。
しかし1都3県は下げ止まりの兆候が見られないとして、3月21日まで延長された。しかし明らかに感染者数は底を打って上昇の兆しが見えてきたが、政府は21日での解除を発表した。

1都3県と大阪の連続する1週間の感染者数の推移

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東京都で爆発的な感染拡大が起こったのは1月10日前後だったが、これが周辺3県にも浸潤して陽性者は同じように増大した。
大阪も感染拡大した。
緊急事態宣言後は、一様に陽性者数は減少したが、東京では3月10日前後に底を打って、今ははっきり上昇に転じている。
神奈川はまだじわじわ下がりつつあるが、埼玉は明らかに上昇している。

そして緊急事態宣言を解除した大阪も上昇に転じている。

最近、新幹線によく乗るが、東海道に関してはたくさん人が乗っている。山陽新幹線は少ないが。新幹線で感染することは少ないだろうが、移動先でウイルスをまき散らす人はたくさんいるだろう。東京で感染拡大に転ずれば、少なくとも東海道新幹線の沿線は影響を受けるはずだ。

緊急事態宣言で感染が減少したのは、国民が行動を抑制し、感染症対策を打ったからだろう。それによって一時は減少したが、大阪などが宣言解除になった時期から、首都圏でも陽性者が増え始めている。「もういいんだ」という認識を持つ人が増えたのだろう。

そして変異株が今、入れ替わりつつあるのだと思う。変異株も感染症対策の方向性は変わらないが、感染力が高いため、従来のやり方では防ぎきれない可能性がある。
それらによって感染拡大に転じているのだと思う。

緊急事態宣言は、政府から国民に「気を付けろ」とメッセージを送るだけで、具体的な対策はほとんどないから、国民の気持ちの持ちようでどうとでもなる性格のものではあった。
「気の緩み」というが、為政者がろくな手も打たずに、国民に我慢だけを強いても限界があるということだ。

その上変異株についても、調査数を絞るなど徹底的に調べなかった。新型コロナの発生以来、PCR検査もそうだが、調査や検査を抑制することで、事態を「小さく見せたい」と思う小役人的な心理がいまだに幅を利かせているのだ。

「聞きたくない、見たくない現実」から目をそらすのは、今の日本政治の宿痾のようになっているが、それで迷惑を蒙るのは国民だ。

要するに今の政府は「やってる感」だけで、政治を行っている。国民の行動変容に期待して、感染拡大が止まれば「政府の手柄」のように言っているだけだ。

第4波はおそらく第3波より小さいと思うが、長引くのではないか。張り子の虎のような「緊急事態宣言」が効かなくなったために、政府は手詰まりになっている。しかもワクチン接種は、先進国で一番後手に回っている。

ウィルス感染症は、それでも収束に向かうだろうが、この調子で為政者が何もしなければ、やりたくて仕方がない東京オリンピックは夢のまた夢になるだろう。



2018~20年山﨑福也、全登板成績

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