新型コロナ禍の終息が全く見通せない中、日本政府、JOCはIOCと協議を重ね、今回の東京オリンピックを「完全リモート」にすることで合意した。
「せっかく電通お友達会でぼろもうけしようと思った、じゃなくて日本の復興の証にしようと考えた東京五輪だったが、うるさい女ども、じゃなくて世論が、五輪開催に否定的なままなので、リアルな五輪開催が厳しくなった。女の大臣をこんなに作ってやったのに何が不満なんだ、じゃなくて残念だ」
東京五輪の自称責任者で、日本の男尊女卑文化を守る会の森ヨシロー会長は話す。

開会式から閉会式まで、すべてのプログラムは、Zoomのイベントに置き換えられる。選手は競技会場に行くことなく、自国で競技を行い、その記録をZoomで送信し、比較するという形式だ。
陸上のトラック競技などもすべてこの形で行う。選手や関係者も一切移動しないので、感染のリスクは全くない。
「でも、本当に条件をそろえることができるのか?100m走で走路が100mなければタイムが違ってくるじゃないか」
「そんなことはない」と断言するのは、ロシアのプーチン大統領だ。
「我が国はフェアプレーで知られているが、距離競技では厳正に距離を測定する。ただし我が国は国際規格ではなく“ロシア尺”をつかうつもりだが」

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レスリングなど対戦競技は対戦する選手がカメラの前で構えて、くんずほぐれつの動きをする。これをレフェリーが判定する形となる。
「絶対にけがをしないから、安全性も抜群だ。この方式は、これからも続けるべきだ」
“単に形態模写じゃないのか”との声もあったが「すべての技は模倣から始まるのだ」と説得されたという。

では野球やサッカー、バスケットボールなど多人数でやる競技はどうするのか?
「簡単です。e-Sportsに置き換えることで、どんなボールゲームでも実施が可能になります」
選手はグラウンドやピッチに立つのではなく、パソコン前でプレーすることになる。e-Sports化によって、e-Sportsプレイヤーも追加で招集される。
「小さい頃から五輪を夢見て頑張ってきたのに、その結果がこれか」とサッカー日本代表の森保一監督は嘆いたが「女の腐ったようなことを言うな、じゃなくて、君の言うことはよくわかる」と森ヨシロー会長に慰められたという。

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観客には、Zoomの「参加券」を販売する。購入者にIDとパスワードが与えられる。
「個人情報をしっかり入力したうえで、やりとりはLINEを使うべきだ」とは中国関係者の意見だ。

これで売り上げも放映権も100%確保できる。IOCのバッハ会長は「アジアの馬鹿どもから金をふんだくることができて、じゃなくて、日本開催が実現できて喜ばしい」と語った。

でもZoomでの開催で、本当にオリンピックに参加している「実感」が、持てるのか?観客も熱狂するのか?そういう疑問が当然湧くが
「その点は心配しないでほしい」日本の菅義偉総理は語る。
「我が国では“やってる感”を最大限に高めるために、日本のエリートたちが結集して知恵を絞っている」

ほとんど知られていないが、日本の総務省には、キャリアエリートによる特別職「やってる官」が設けられ、たとえ実態がなくても国民をその気にさせるための詐術を磨いている。新型コロナ禍で「やってる官」の経験値は高まっている。彼らが力を発揮するのだ。

しかし万が一、失敗したときにはどうなるのか。

「その点も心配しないでほしい」菅総理は語る。
厳しい責任追及にしどろもどろの応対をして、一身に非難を集めるのを目的とする「責任官」という専門職も配置して、万全の体制で五輪を迎えるという。

IOCのバッハ会長は高らかに語った。

「今年の東京オリンピックは、今後のオリンピックの手本となるだろう。世界中にどんな紛争が起こっていても、リモートならば全世界から参加できる。内戦中のミャンマーや、新疆ウイグル、香港などの代表も参加すると言ってきた。なぜか発信元は北京だったが、オリンピックの理念に“参加することに意義がある”に加えて“見ぬもの清し”という新しい言葉を入れたいと思う」


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