IOCのトーマス・バッハ会長は、来日以来、日本人の神経を逆なですることに全力を尽くしているようだ。
組織委員会では
「ここまで準備の整った大会はない、というものをご準備くださいました。IOCは皆様方と一緒に、一つの船に乗っているようなもの。全員で同じ目的地に向かってこぐという立場だ」

橋本聖子会長との公開の席上での会談では
「万人とは、アスリート、各国選手団であり、最も大事なのは中国の国民」と言いかけてすぐに「日本の国民の安全です」

他愛ない言い間違いの類だが「よりにもよって」と思う。西洋人にとっては日本人も中国人も似たようなものだろうが、一番間違えてはいけない部分ではあろう。
バッハ会長はこの時に、いいことを言っていたのかもしれないが「中国の国民」以外のことばは全部吹っ飛んでしまっている。

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しかし何ら臆することはなく
「日本国民が恐れる必要はない。聖火がともれば開催の機運は上がる」

こうしてみると、バッハ会長が発するコメントは、日本国民へ向けて発せられているものではないことが分かる。
日本国民は眼中にないし、そもそも日本国民がどんな心持でいるのかはこのおっちゃんの耳には入ってきていない。たいそう怒っているらしいとか、来日反対運動が起こっているらしいなどの情報は、聞きたくもないだろう。

結局この人は、「いろいろあったが東京五輪が成功裡に終わった」と言う事実を堅固なものにするために、東京に来てアリバイ作りをしているのだろう。彼が大会会期中に会場に姿を現すことで「成功」の烙印を押そうとしているわけだ。

広島に行くのも「世界平和アピールのため」というよりは「コロナ禍とか言われているけど、日本は安全安心でしたよ。だから広島にも行けたんですよ」と世界にアピールしたいためだろう。

日本人が、バッハ会長が来日以降も非情な不快感を抱いているのは「日本人を完全に無視している」としか思えない言動を続けているからだ。
菅総理から五輪関係者まで、多くの日本の関係者は「国民感情が最悪になっている」ことに直面して、なだめたり、すかしたり、謝ってみたり、恫喝したり、八面相のようになっているのに、このドイツ人は涼しげな顔でそれを見下ろしているのだ。
ここまでくると「怖い」と思えてくる。

「貴族」とはまさにそんなものかもしれないが、五輪の顔トーマス・バッハがこんな人間だったことを知って、多くの日本人はオリンピックが大嫌いになったのではないか。


大島康徳、チーム別&球場別&選手別アベックHR数|本塁打大全

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