「帰って来いよ」と言う声は、張本勲だけでなく、いろんなところからあったはずだ。しかし筒香は8月もドジャース傘下のオクラホマシティ・ドジャースで野球をしている。



今年の筒香嘉智の戦績、まずはメジャーから。

Tsutsu2021-MLB


レイズで開幕を迎えたが、そもそも安打が出ない、長打も二塁打どまりで全くの不振。
5月8日を最後にマイナーに落ちて、5月18日にドジャースに移籍。アルバート・プホルズと同じタイミングだった。

しかしドジャースで打った安打はわずか3本。マイナー落ちしたうえに40人枠からも外れ、マイナーリーガーになってしまった。

このタイミングでマネジメント会社も交えた話し合いがあったようだが、筒香はマイナーリーガーの道を選んだ。

マイナー、AAAのオクラホマシティ・ドジャースでの戦績

Tsutsu2021-MiLB


6月は引き続き全くの不振だったが、7月以降は成績が上昇し、8月に入って打率.393と急上昇。

AAAは、選手の大半がメジャーリーガーで、レベルは極めて高い。しかしNPBの選手はAAAではだいたい成績を残すものではある。

筒香は打率だけでなく本塁打も9本と長打も出てきている。このチームで何かを学び始めているのだろう。

もともと学習スピードが速い選手ではなかった。2015年にドミニカ共和国のウィンターリーグに参加した際も成績は上がらなかった。
しかし不振な時期も含めて、筒香は学び続けているのだろう。

ここから盛り返してメジャー昇格、レギュラー獲得となれば、NPB選手では初めてのストーリーになる。筒香の冒険は、ひょっとするとまだ始まったばかりなのかもしれない。


大島康徳、チーム別&球場別&選手別アベックHR数|本塁打大全

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