がっくり来ていたら、今朝はパイレーツとメジャー契約か、という報道があった。

とにかく、MLBというのは浮き沈みが激しい。日本ではトレードが決まれば、選手が涙ながらに記者会見をして古巣やファンへの感謝のメッセージを口にし、入団すれば、ファンが新たな期待を口にするが、MLBでは移籍も日常のうちであり、そんなに感傷的にはならない。

今回、筒香がドジャーズ傘下のマイナーをリリースされたのも、メジャーから一人の選手を降格させるために枠を開けるのが目的だった。
筒香はクビといえばクビだが、マイナーでしり上がりに調子が上がっていたから、球団にしてみれば「奴はどこかが獲得するだろう」とも思っていたはずだ。箸にも棒にもかからなくてクビにしたのではなく、この選手は見どころがあるから、リリースしても大丈夫だと判断したとみてもよいのではないか。




とはいえ、筒香は今季3球団目のパイレーツでは、数字が求められる。特に本塁打だ。筒香は守備や走塁で目立つものがあるわけではない。どこからみてもスラッガータイプだ。だからOPSでいえば850以上。出塁率も大事だが、中軸打者としての働きを見せなければならない。

すでに首位から28.5ゲームも離されたパイレーツは、来期以降のことを考えている。筒香が好成績を上げれば、チームは一定の打席を与えるはずだ。来期もパイレーツというのはあまり考えられないが、成績が上がればトレードの「玉」になることもかんがえられよう。
そこまで成績が残らなければ、マイナー契約、キャンプ招待選手などの選択になる。筒香がそこまでやるかどうかはわからない。

日本のようにチームにどっしりと根付いて不動の主力になるだけが出世の道ではないのだ。泣いても笑っても残り40数日、悔いのないように頑張ってほしい。


大島康徳、チーム別＆球場別＆選手別アベックHR数｜本塁打大全

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