筒香嘉智は6月9日に右ふくらはぎを痛めてILとなり、17日から傘下のAAAオクラホマシティ・ドジャースで調整を開始した。

しかしそのころには戦力としては大いに疑問視されていたようで、マイナー降格後も成績が上がらなかったことから、7月7日には40人枠を外れてしまう。実はそこから筒香は復活したのだ。

マイナー時代の筒香の成績を、メジャー枠に入っていた時代とマイナー契約になった時代に分けてみよう。

まずはメジャー枠時代

Tsutsugo-OKC01


故障もあってか3試合は無安打だったが、6月20日のラウンドロック・エキスプレス戦で2本塁打。1本目はKBOからMLBに挑戦していた梁玹種、2本目はライダー・ライアンだった。
これで息を吹き返すかと思えたが、あとはさっぱり。
6月29日のシュガーランド・スケーターズ戦でブレット・コーナインから3号を打ったが、3本塁打も含めて15試合でわずか8安打。相変わらず四球は7つ選んだが打率は.138と言う不振だった。

そこでドジャースは筒香を40人枠から外した。この時点でメディアは日本復帰の可能性にも言及したが、以後もAAAでプレーしたのだ。

マイナー選手の時代

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2試合は安打が出なかったが、ここから5試合連続安打。長打も出始め、7月後半から筒香はどんどん調子が上向きになっていく。

守備は一塁と左翼、主に中軸を打って28試合で、打率.333、7本塁打19打点、19四球でOPS1.083と言う活躍だった。

メジャー枠時代との通算でもOPS.875となり、筒香はようやく「良い打者」であることをアピールすることができたのだ。


1988年伊東昭光、全登板成績【オールリリーフで最多勝タイトル】

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