前澤友作と言う人は、ひとことで言えば「もの凄くお金を持っているが、何をしていいかわからない」のではないかと思う。

私のFacebookに前澤を名乗る人から「100万円ほしくないか」みたいなのがしばしば来る。本人のサイトにつながっているのもある。私はそれくらいのお金、いきなり貰っても困るし、係わりになりたくないから、本物も偽物も無視している。

2017年、千葉ロッテの本拠地のネーミングライツを買って「ZOZOマリンフィールド」にした。2018年には球団保有に乗り出すと報じられたので、面白いかと思ったが、すぐにひっこめた。このときBCリーグトップの村山哲二さんが前澤さんに面会に行ったが、全く相手にされなかったという。

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翌2019年にはZOZOがヤフー傘下に入ったのを機に経営から手を引いた。そして「何をしているかわからないお金持ち」になっていった。

前澤友作と言えば「お金配り」だが、100万円単位の金を100人、1000人にばらまいている。これも何のためにやったのかよくわからない。リツイートを稼ぐためだと言われているが、札束で横っ面をはたいているわけで、普通に考えても失礼だと思うのだが。

また、スーパーカーや、現代アートを買いまくってそれをSNSなどで見せびらかしている。地域貢献や災害支援も行っているが、その金額よりもはるかに多額の金を散財している。

交際相手はいわゆる「トロフィーワイフ」。ダルビッシュの前妻の紗栄子や剛力彩芽との交際が報じられたが結局結婚せず。この2人も上昇志向が強そうだ。婚外子が3人いると言う。

そして今回は宇宙旅行だ。ある規模を超える金持ちになると、少々散財しても資産は減らないと言われるが、結局、こうした活動を見ても刹那的で、世間の注目を集めたいだけのように思える。
なんとなく「貧」「寒」みたいな言葉が浮かんでくる。

似たような境遇に、ホリエモンがいるが、ホリエモンと前澤友作の最大の違いは「目的意識」だ。ホリエモンは事業欲があり、何らかの形で自分のビジョンを実現したいと思っているが、前澤友作は一言で言えば「何がしたいのかわからない」ということになろう。

宇宙旅行のニュースを見て、玉川徹が「金持ちの道楽」と言ったことが批判されているが、そうとしか言いようがないのではないか。ホリエモンも「カネさえ払えば、誰でも行ける」と言った。
少なくとも彼が宇宙開発事業に何らかの貢献をしているとは思えない。

今の世の中には「お金を持っていること」「贅沢をしていること」を手放しで褒めたたえる人がいる。端的に言えば拝金主義で、下品だと思うが、一方で、この人が散財の果てに落ちぶれるのを見たいと思っている人も多いと思う。

ひとことで言えば、彼は「承認欲求」が満たされていないではないか。ホリエモンは政財界ににらまれて、一時期有罪判決を受けて刑務所に入り、世間からさんざん叩かれたが、それを経て世評を気にすることなく自分のやりたいことをやるようになったが、前澤勇作はずっと「俺を見て、褒めて、凄いと言って」と言っているように思える。

大きく言えば世界平和とか、私の世界でいえばスポーツ振興とか、貧富の格差の是正とか、金の使い道はたくさんあると思うのだが。

今の前澤友作は「お金を持っているだけの寂しい人」だと思う。いい加減に目が覚めればいいのに、と思う。


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