「とんねるずのスポーツ王は俺だ‼」の「リアル野球盤」は、プロ野球選手にとって出演したい番組ではないか。
正月の特番でもあるが、とんねるずと言う大物芸能人と遊ぶことができるし、本業で勝負ができる。
登場する選手は毎年変わっていく。
10年ほど前は清原和博とか元木大介とか引退した選手が出ていたが、最近は現役、それもトップクラスの選手が出ている。
昨年は中田翔が出ていた。わずか1年で今昔の思いがするが、今年は昨年から選手は村上宗隆だけ。栗原凌也や投手の千賀滉大までいる。興味深いのは杉本裕太郎だ。「侍オールスター」と言う設定なので、他の選手は侍ジャパンのユニフォームだったが、杉本は選出されたことがないのでオリックスのユニフォームだった。昨年まではレギュラーでさえなかったのだから、感慨深いことではあろう。

対するは石橋貴明率いる「チーム帝京」。吉岡雄二、ゴルゴ松本、原口文仁、アドバイザーとして山﨑康晃というおなじみの顔ぶれだが杉谷拳士は出ず。新庄剛志監督に釘を刺されたからだ。補助戦力のスペシャリストである杉谷は出てもいいと思うが、なぜそういったのかよくわからない。

ゲームそのものは他愛ないもので、ピッチングマシーンの球を打ち合うだけだが、野球盤だから、ボールの転がりで安打やアウト、ダブルプレーが決まるので、一喜一憂するわけだ。
守るわけでも、投げるわけでもないから怪我のリスクはそれほど多くない。楽しくお遊びできるわけだ。

スポーツ放送が衰退している地上波テレビにあって、スポーツアナにとってはこの番組は腕の見せ所かもしれないが、とにかくやかましい。「歴史に残る対決」とか「因縁の相手」とか、大げさな話ではある。

バラエティが大好きな今の人は、こういう味の濃い番組がいいのだろう。スポーツの妙味などは退屈で仕方がないからこの手の「スポーツまがい」のニーズがあるわけだ。明日意味で「スポーツコンテンツの衰退」を象徴している。

しかし寒そうではあった。こうした番組に現役のプロ野球選手が出演できるのは、野球協約で12月1日から1月31日までと決まっている。12月のメットライフドームで収録されたと思うが、この球場は夏は暑くて湿気が多く、冬は極めて寒い。底冷えがしていたはずだ。怪我なく済んでよかったと思う。

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