この人は本当に口がうまくて狡猾だから、世間の批判をかわすのが巧みだが、発言をよくよく聞いていると「ロシアの代弁者」ではないかと思えてくる。

ウクライナ侵略が始まると橋下徹はこう言った。

「私はウクライナとともにある!ウクライナは徹底抗戦せよ!と言っていた者はウクライナに行って戦え」「日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない」「ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう」

そして今日はツイッターで
「アメリカもポーランドも結局自分が責任を負うことから逃げる。西側はロシアと戦えない。ゆえにウクライナに戦わせている。チェンバレンよりもはるかに愚」
「ここまで来ているのにNATOはロシアと政治的に妥協しないのか!NATOと西側は自分たちの安全だけを考えるのか!他国の安全を犠牲にして自国の安全だけをはかることは国際政治上許されない!」


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ロシアはウクライナに実質的に国家の解体を要求している。仮にこの条件で停戦が成立すれば、実質的にウクライナと言う国はなくなり、国民はロシアの圧政下に置かれることになる。シリアがそうであったように、大量の難民が出て国そのものがなくなる。「亡国の講和」になるのは明らかだ。

NATOやアメリカなどはそのことは重々承知しているが、ロシアが手負いの虎のように核をちらつかせながら恫喝しているので、手を出せない状況だ。そこで経済制裁でロシアを締め上げようとしている。もはやプーチン政権との交渉は無理だと判断して、兵糧攻めによってロシアの政権転覆を誘引しようとしているわけだ。
確かにこのまま放置すればウクライナは悲惨な状況になるが、ロシアと安易に妥協すれば、ウクライナは政治的に消滅するし、ロシアの覇権はヨーロッパにくさびを打ち込んだまま存続する。
難しい状況ではあるが、ロシアがこのような暴挙に出ることが二度とないようにするため、戦線をウクライナで食い止めたうえで、からめ手からロシアを締め上げようとしているわけだ。

橋下徹は「NATOはロシアと政治的に妥協すべき」と主張するが、要するにそれは国際社会が「プーチン政権」と「ロシアの覇権主義」の存続を承認することを意味している。

世界は「もはやプーチン体制を活かしておくことはできない」と思いつつある。対戦を回避しつつ、ウクライナの被害を最小にとどめつつ、プーチンを排除するために知恵を絞ろうとしているのだ。

橋下徹の主張は結局、「プーチンさんの言うことを聞け」と言っているに過ぎない。維新には鈴木宗男というプーチンのロシアと癒着した政治家もいるが、少なくとも橋下徹はプーチンが嫌いではないのだと思う。同じようなパワハラ体質だからかもしれない。

世間は早々に降参を口にした本田圭佑や玉川徹などには批判的だが、橋下徹にはあまり反論しない。法律を振り回して一般人を恫喝するから恐れられているのだろう。

橋下は自説が容れられないとなると、いつの間にか主張をスライドさせるのが常だが、恐らく次に口を開くときは、微妙に異なる論調になっていることだろう。



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