事件が起きると、事態を把握し、客観的な事実を伝える報道や分析がいろいろなメディアから発信される。ま、これ報道の自由が担保されている自由主義圏では当たり前の流れだ。
しかし、最近は、日本だけでなくアメリカでも見られるようだが、明らかになる事実と正反対の意見を言い募る人たちが現れるようになった。

新型コロナでいうと、マスク、ソーシャルディスタンスという基本的な感染症対策が打ち出されると「新型コロナはただの風邪」「マスクは健康被害をもたらす」といいワクチン接種が始まると「副反応で死ぬ」「ワクチンは不妊につながる」「マイクロチップを埋め込まれて管理される」「数年後に死ぬ」などいう。
いかに科学が進んだとはいえ、世の中には「解明できていないこと」が非常に多い。そんな中で、人間は少しでもましなこと、良いと思われることを選択してここまで存続してきたのだが、こういうことで騒ぎ立てる輩は「新型コロナの感染の過程は解明されていない」「ワクチンの安全性は100%証明されていない」ことを声高に叫んでいる。
彼らの主張は、疑問形で語られることが多い
「なぜ、〇〇はそうだと、誰も言わないのか?」「当局はなぜ安全だと言い切らないのか」
当局は何かを隠している、とにおわせるのだ。

そして彼らの理屈の上位概念には「DS(ダークサイド)」がある。この世の中は、リベラルを装うインテリや、ユダヤ人の富豪などが結託して裏で動かしている。例えば新型コロナのパンデミックは、世界の人口を調節するためにわざと蔓延させたものだ。そしてワクチンも「人減らし」のために仕組まれたものだ、みたいな理屈だ。

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そういう考え方の代表がアメリカの「Qアノン」だ。彼らはドナルド・トランプこそが「DS」に対峙するヒーローであり、前の大統領選挙が、DSによる不正選挙だ、と言い募っているのだ。そして最後にはホワイトハウスを襲撃するに至った。

今回のウクライナ侵略では、トランプはロシアのプーチンを評価するようなコメントをしたが、非難されそうになって言葉を濁した。私はトランプはDSを信じていず、利用しようとしていると思う。しかし、DSを信じる人々は、プーチンをトランプ同様、DSに対峙するヒーローにしようとしている。

日本のヤフトピにもそろそろ、この手のコメントが出てきている。

なぜアメリカ民主党の諸議員やその息子らの別荘や口座や資産がウクライナにそれだけ存在しているのか?十数ある生物兵器研究所の存在についても、ちょっとでいいから疑問持ってほしい。そしてできればこの名で検索して自分で調べていって欲しい。ジョージソロス。彼は25年以上にもわたって今もゼレンスキーを裏から資金出し、動かしている。

結局、一番の被害者はウクライナに住んでいる一般国民。現状で一番得をしている人が黒幕。

この戦争でプーチンを失脚させ利益を得るのはウクライナではなく、ウクライナとともにロシアも無理にでも民主化さた国家体制を作りたいネオコンの存在は米国も知っているはず。


ゼレンスキーは25年前には19歳のユダヤ系の大学生だったが、そのころからジョージ・ソロスが操っていたとか言っている。いい加減にもほどがある。

ロシアの侵攻に反対する勢力、とりわけアメリカこそが「本当の陰謀」の中心であって、事件は彼らが起こしている。世界の主要なメディアはその陰謀に加担していて、日々大量のフェイクニュースを発信している。
真実はそうしたメディアではなく、SNS上のごく一部の人が発信しているものだ。という理屈。

世界中のメディアがよってたかって、ごく一握りの人に向けて「嘘をつく」のは、非常に効率が悪いと思うが、一種の選民意識のある人々は「そこまでして我々をだましている」と信じてしまう。

こういうデマは、ネット社会では「金になる」。馬渕睦夫のようにまともな有識者だと思われていた人物がダークサイド論を展開し始めたのも 莫大な利潤が上がっているからだと思うが、これからの世の中は、うかうかしているとすぐに「陰謀論」に巻き取られてしまいかねない。
私はソフトバンクみたいな大企業系の出版社が。馬淵の本を大量に売りまくっているのが怖くて仕方がないのだが。

新型コロナも米大統領選も、ウクライナ侵略も、それぞれ別個の背景をもつできごとであり、まったく別個の事情で進展している。そこに直接の関連性はない。

それを全部「グル」だと思い、すべては何らかの意志ある力によって操られているという考え方は、根も葉もない「嘘」であり、だれかがあなたを騙すためにやっている。世の中は混とんとしていて、そんなにうまく説明できるようにはなっていない。「予定調和」など存在しない。そう思うことが大事だろう。


NOWAR


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