今回のロシアによるウクライナ侵略の特色は、完全にロシアに非がある、ということだ。
ロシア、ウクライナ両国が、どんな関係にあったとしても、それを交渉で変えることをせず、武力を行使したことは、力による現状変更を禁じた国際法に違反している。ロシアは反論の余地がない。
ロシア国内では、ウクライナがロシア系住民を虐待しており、ロシアは彼らを救うためにウクライナに出兵したと報じている。これが虚偽なのは明らかだが、国民にそういわざるを得ないのは、ロシアの為政者自身も違法性を認識しているからだ。
また、たとえそれが真実であっても、そのために紛争地域だけでなく首都のキーウにまで侵攻するのは説明がつかない。

しかるに、日本には、ロシアもウクライナも悪いと言う意見が根強く存在する。
彼らとて、ロシアが侵略したのは良くない、とは言うが、それを許したウクライナにも非があるという。
これは、全く首肯できない。ウクライナがどんな国家であれ、ゼレンスキーが、どんな政治家であれ、それを理由に侵略することが、許されていいはずはない。

ウクライナ侵略について、中立を守るべきという意見は、ありえない。攻め込んだ方と、攻め込まれた方の、双方の言い分を尊重すると言うのは、結果的に、一方的に損害を被っている被害者を見捨てることになる。
街で突然暴漢に襲い掛かられた人がもみ合っていて、その人が暴漢に反撃したからと言って「どちらも暴力行為をしているから、どちらが悪いとは一概に言えない」という人はいないだろう。

23545533_s


人でも国家でも暴力行為を仕掛けた側に非があるのであり、仕掛けられた方は自衛のために抵抗する権利がある。

最近、ショックだったのは太田光が「ロシアが悪いとは一概に言えない」といっていることだ。「今はウクライナを応援する声ばかりで、プーチンさんの話を聞いてみようとは言えない空気になっている」と言って憂い顔を見せた。

メディアに出る芸人は、権力からの圧力を恐れて、極端な意見を言わないようになっている。そういう防衛本能が働いて「ロシアをひどく言ったら、あとで怒られるかもしれない」と思っているのかもしれない。

太田光は物事が分かった芸人で、「論客」のような面も持っているが、この発言を聞いていると、彼のリテラシーが見せかけだけのものだったということがわかる。


NOWAR


今だったら、初登板・初セーブ

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!