事件の翌日にも書いたが、白井一行球審が佐々木朗希を「恫喝した」試合を現場で観戦していた。
私は野球の試合はグラウンド間近では見ない。下の方の席では外野に飛んだ飛球の何割かはどうなったかわからないし、野手の守備シフトや走者のリードもよくわからないからだ。
だから内野の上段の席で見る。特にドーム球場はネットが高くて太い支柱がたくさん張り巡らせてあるから、近くの席の視界はよくない。
この日も遠くの席で見ていた。この試合は立ち上がりからビデオ判定が相次いだが、ビデオ画像がスクリーンに流れると満員の観客席から大きな拍手が巻き起こった。
しかし白井球審が佐々木朗希に詰め寄った一件では、場内はほとんど無反応だった。何が起こったかわからないし、時間も短かったからだ。
ただ事件の30分後くらいから「白井球審が佐々木を恫喝した」的なニュースがネットで流れ始めた。恐らくテレビモニターを見ていた記者席の記者が発信し始めたのだろう。それが瞬く間に広がって、佐々木朗希の登板以上の大ごとになった。

これまで、日本でプロ野球審判が話題になるのは、ほとんどが「誤審」だった。前にも書いたが「誤審」も野球の要素のうちであって、野手の失策と同様、絶滅させることはできないし、それだけで審判の責任を問うことも正しいことではない。
ただ、日本のプロ野球では審判は「野球選手の成りそこないがやっている仕事」だと思われ、その仕事が正当に評価されない時代が長かった。
星野仙一、島野育夫など審判に暴力をふるう指導者もいた。私は恥ずかしいことだと思っていた。
今回の事件では、白井球審に焦点が当たってはいるが、プロ野球審判そのものを非難する意見がそれほど出ていないのは幸いだと思う。
白井一行と言う審判は、あの大声のストライクコールといい、派手な動きと言い、今はやりの「パフォーマンス派」の審判ではある。しかし、彼が試合中に選手に注意をするのは「審判の業務のうち」だと言う。そのこと自体は問題がないのだ。

では何が問題だったのか?
私は、白井審判が、緊迫する大試合の最中に「選手の間に割って入って注意をする」と言う選択をしたことに問題があったと思う。目立ちたがりの審判としては、そうしたかったのだろうが、明らかにパフォーマンスだ。イニング間に話すなど他のやり方があったと思う。
NPBの友寄正人審判長も同様の見解を示したが、白井審判のこの行動の背景に「過剰なパフォーマンス」があることにも言及すべきだ。
今のNPBの球審のストライクコールは、歌舞伎の所作のように大声をあげたり、大げさに体を動かすことが多い。そうしたパフォーマンスは審判個々が勝手にやっているのではなく、先輩の審判がその動きに承認を与えているとのことだが、そういう形で審判が目立つことにどんな意味があるのかと思う。
むしろ悪目立ちすることで、今回の白井のように「俺もパフォーマーだ」と勘違いする審判も出てこよう。これは結果として審判の権威が損なわれることにもつながりかねない。
今回の事件が、試合における審判の身の処し方、振舞い方について、見直す機会になれば、それ以上のことはないと思うが。

今だったら、初登板・初セーブ
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!


だから内野の上段の席で見る。特にドーム球場はネットが高くて太い支柱がたくさん張り巡らせてあるから、近くの席の視界はよくない。
この日も遠くの席で見ていた。この試合は立ち上がりからビデオ判定が相次いだが、ビデオ画像がスクリーンに流れると満員の観客席から大きな拍手が巻き起こった。
しかし白井球審が佐々木朗希に詰め寄った一件では、場内はほとんど無反応だった。何が起こったかわからないし、時間も短かったからだ。
ただ事件の30分後くらいから「白井球審が佐々木を恫喝した」的なニュースがネットで流れ始めた。恐らくテレビモニターを見ていた記者席の記者が発信し始めたのだろう。それが瞬く間に広がって、佐々木朗希の登板以上の大ごとになった。

これまで、日本でプロ野球審判が話題になるのは、ほとんどが「誤審」だった。前にも書いたが「誤審」も野球の要素のうちであって、野手の失策と同様、絶滅させることはできないし、それだけで審判の責任を問うことも正しいことではない。
ただ、日本のプロ野球では審判は「野球選手の成りそこないがやっている仕事」だと思われ、その仕事が正当に評価されない時代が長かった。
星野仙一、島野育夫など審判に暴力をふるう指導者もいた。私は恥ずかしいことだと思っていた。
今回の事件では、白井球審に焦点が当たってはいるが、プロ野球審判そのものを非難する意見がそれほど出ていないのは幸いだと思う。
白井一行と言う審判は、あの大声のストライクコールといい、派手な動きと言い、今はやりの「パフォーマンス派」の審判ではある。しかし、彼が試合中に選手に注意をするのは「審判の業務のうち」だと言う。そのこと自体は問題がないのだ。

では何が問題だったのか?
私は、白井審判が、緊迫する大試合の最中に「選手の間に割って入って注意をする」と言う選択をしたことに問題があったと思う。目立ちたがりの審判としては、そうしたかったのだろうが、明らかにパフォーマンスだ。イニング間に話すなど他のやり方があったと思う。
NPBの友寄正人審判長も同様の見解を示したが、白井審判のこの行動の背景に「過剰なパフォーマンス」があることにも言及すべきだ。
今のNPBの球審のストライクコールは、歌舞伎の所作のように大声をあげたり、大げさに体を動かすことが多い。そうしたパフォーマンスは審判個々が勝手にやっているのではなく、先輩の審判がその動きに承認を与えているとのことだが、そういう形で審判が目立つことにどんな意味があるのかと思う。
むしろ悪目立ちすることで、今回の白井のように「俺もパフォーマーだ」と勘違いする審判も出てこよう。これは結果として審判の権威が損なわれることにもつながりかねない。
今回の事件が、試合における審判の身の処し方、振舞い方について、見直す機会になれば、それ以上のことはないと思うが。

今だったら、初登板・初セーブ
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
コメント
コメント一覧
審判の「パフォーマンス」についても、ストライクかボールかセーフかアウトか観客にはっきりさせるのが始まりだったのではないでしょうか。節度は必要でしょうがどの審判もみんな同じというのも味気ないと考えます。
「おい、なんだ若造その態度は」という
年上から年下への圧力的なのを
もう一個役を載せられて非難されてる印象ですね
白井はもともと不貞腐れグセというか、
態度に出やすい審判でしたからね。。。
マニアにはそこをガツガツ掘り返され、
一般人にはおっさんが若者にガン飛ばしに行ってるように見え