シーズンが始まってちょうど2か月で、中日が中村紀洋・一軍打撃コーチと二軍打撃担当の波留敏夫コーチの入れ替えを発表した。
交流戦のタイミングでの入れ替えは異例のことだと言われている。立浪監督は「深い意味はありません」と言っているが、意味がない人事異動などあるはずがないのであって、何らかの意味があったはずだ。

そもそも立浪和義はコーチ経験はほとんどなし。チームの最多安打記録者であり、レジェンドと言うだけで監督になった「昭和人事」だった。コーチング理論やデータ分析、メディカル面での知識などは持ち合わせていないと思われる。コーチ人事もそういう印象だったが、中村紀洋をコーチに招へいしたのは、立浪中日を象徴していたと思う。

イチロー世代の中村は同時代屈指の強打者だが、どこへいっても「唯我独尊」であり、自分の感性、考え方だけで世渡りをしてきた野球人だ。
イチローに負けん気を出してMLBに挑戦したのはいいが、アメリカの野球を全く学ぶことなく、散々な目にあって帰ってきた。いわゆる「大阪のヤンキー体質」であり、なんでも「我を通し」、それが通ったら「勝ち」だと思うキャラだ。この点、西岡剛とよく似ている。

NPBに復帰してから横浜・DeNAで2000本を打ったが、2014年に「自分の打席では走者を動かさないでほしい」とチームに申し入れて「采配批判」とみなされ、オフに戦力外になった。

要するに「自分の成功体験」がすべてであり、それを墨守することでここまでやってきた。だからコーチになっても「俺の言う通りしろ」としか言わない。立浪にとっては「兄弟分」という感じだろうが、伸び盛りの選手にとっては迷惑極まりないコーチだっただろう。

石川昂、根尾などの打撃フォームをいじったが、結局モノにならなかった。一軍コーチとしてもおそらくいろいろ「自己流」の指導をしたのではないか。

私は黒澤明の「影武者」で、当初、主役に起用した勝新太郎が撮影現場にモニターを持ち込み、自分の演技を勝手に演出し始めて黒澤とぶつかって降板したエピソードを思い出す。

どんなときでも「自分が一番ええねん」と思う体質、つまり「ヤンキー」が、同じ体質の立浪とぶつかったのではないか。
立浪は「なんのためにこいつを呼んだんだ」と思ったかもしれない。

立浪中日は清新なイメージこそあれ、あまり期待できないと思うが、中村紀洋はオフに退団する可能性が高いと思う。

99Nakamura


Koryusen0524



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