いくら何でも大国ロシアが負けまくりでは格好悪いというところだろうか。
ロシアが押し返している、盛り返していると言う報道が目立ち始めた。
要するにマリウポリ攻略以後、ロシアが作戦を変更したのだ。「戦線」と呼ばれる長いゾーンで横並びで攻撃するのではなく、都市を包囲し、せん滅する作戦に切り替えた。都市の周囲に巨大な戦力を配して集中攻撃をする。
トータルの戦力ではウクライナ、西側連合に劣っていても、局地戦では圧倒的な優位を作ることができる。東部戦線に移転したことで、補給線も短くなるし、兵士の移動も容易になる。
ウクライナ全体を制圧することはあきらめて、個別の戦いで「勝った」という事実を作っていこうということだ。
これまでロシアは自国のメディアだけが「勝った」「ネオナチを退治した」と喧伝してきたが、他国では全く信用がなかった。
しかし局地戦であれ「本当に勝った」となれば、西側メディアはロシアのようにフェイクニュースは発信できないから、しぶしぶながらも「ロシアが優勢」とニュースを流すようになった。国際世論もややロシアに有利になりつつある。
ロシア側は少し頭の良い人間が戦争指導に加わったのではないか。
東大の小泉悠も読売新聞で
以前から予測されてきたことではありますが、火力がものをいう平地の戦いではやはりロシア軍は侮れない戦闘力を発揮しています。これでウクライナ軍主力が包囲殲滅された場合、ウクライナ側はロシアの再攻勢を押し止められなくなる可能性も排除できません。実際にはロシア・ウクライナ双方の損害、動員能力、西側の軍事援助など考慮する必要がありますが、ウクライナ勝利で終わりそう、という少し前までの楽観論は修正する必要がありそうです。
と言っている。
これからウクライナ東部の都市では悲惨な都市包囲戦が続くことだろう。

しかしながら、もう少し長いスパンで見ると「一つの都市を総攻撃で落とす」という「贅沢な戦い」はそれほど長続きするとは思えない。
ロシア経済は制裁によって大打撃を受けている。こうした攻撃が長続きするはずがない。人的損傷も増えているが、兵員募集もはかどっていない。ロシアは徴兵の年限を排除し、幅広い年代を戦地に送ろうとしている。これが国内に厭戦気分を拡げることにつながる可能性も高い。
ウクライナ、そして支援する欧米陣営は、マリウポリのように「都市包囲戦」を展開されるとなかなか手出しができなくなる。補給線が短くなるし、都市の兵士や人民を「人質」にとられるからだ。
被害は甚大になるだろう。ウクライナ陣営としては、ピンポイントでロシア陣営を叩く必要性ができてくるだろう。
戦争は第2幕に入った。ウクライナにとって怖いのは「世界が戦争報道に飽き始める」ことだ。すでに日本でも遊覧船の事故や誤振込事件の方が大きくなりつつある。
ウクライナ軍にとって必要なのは都市防衛による「戦果」を早急に作ることだろう。欧米からの武器供与は順調のようだが、都市戦でもロシアを敗北させる必要がある。
血なまぐさい話ではあるが、プーチン体制を終わらせるには、それしか選択肢がないのが悲惨なことだ。

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トータルの戦力ではウクライナ、西側連合に劣っていても、局地戦では圧倒的な優位を作ることができる。東部戦線に移転したことで、補給線も短くなるし、兵士の移動も容易になる。
ウクライナ全体を制圧することはあきらめて、個別の戦いで「勝った」という事実を作っていこうということだ。
これまでロシアは自国のメディアだけが「勝った」「ネオナチを退治した」と喧伝してきたが、他国では全く信用がなかった。
しかし局地戦であれ「本当に勝った」となれば、西側メディアはロシアのようにフェイクニュースは発信できないから、しぶしぶながらも「ロシアが優勢」とニュースを流すようになった。国際世論もややロシアに有利になりつつある。
ロシア側は少し頭の良い人間が戦争指導に加わったのではないか。
東大の小泉悠も読売新聞で
以前から予測されてきたことではありますが、火力がものをいう平地の戦いではやはりロシア軍は侮れない戦闘力を発揮しています。これでウクライナ軍主力が包囲殲滅された場合、ウクライナ側はロシアの再攻勢を押し止められなくなる可能性も排除できません。実際にはロシア・ウクライナ双方の損害、動員能力、西側の軍事援助など考慮する必要がありますが、ウクライナ勝利で終わりそう、という少し前までの楽観論は修正する必要がありそうです。
と言っている。
これからウクライナ東部の都市では悲惨な都市包囲戦が続くことだろう。

しかしながら、もう少し長いスパンで見ると「一つの都市を総攻撃で落とす」という「贅沢な戦い」はそれほど長続きするとは思えない。
ロシア経済は制裁によって大打撃を受けている。こうした攻撃が長続きするはずがない。人的損傷も増えているが、兵員募集もはかどっていない。ロシアは徴兵の年限を排除し、幅広い年代を戦地に送ろうとしている。これが国内に厭戦気分を拡げることにつながる可能性も高い。
ウクライナ、そして支援する欧米陣営は、マリウポリのように「都市包囲戦」を展開されるとなかなか手出しができなくなる。補給線が短くなるし、都市の兵士や人民を「人質」にとられるからだ。
被害は甚大になるだろう。ウクライナ陣営としては、ピンポイントでロシア陣営を叩く必要性ができてくるだろう。
戦争は第2幕に入った。ウクライナにとって怖いのは「世界が戦争報道に飽き始める」ことだ。すでに日本でも遊覧船の事故や誤振込事件の方が大きくなりつつある。
ウクライナ軍にとって必要なのは都市防衛による「戦果」を早急に作ることだろう。欧米からの武器供与は順調のようだが、都市戦でもロシアを敗北させる必要がある。
血なまぐさい話ではあるが、プーチン体制を終わらせるには、それしか選択肢がないのが悲惨なことだ。

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