「今の子は弱くなった」と年寄りが訳知り顔でいうが、今の若者が昔に比べて虚弱だと断じる根拠はない。
栄養状態は昔より確実に良くなっているし、体も大きくなっている。ただ今は、しんどくなったら「声を上げる」、昔のように「我慢する」ようなことはない。
小学校でも中学でも、指導者は適度な水分補給のための時間を頻繁にとるようになっている。しかしあまり賢くない大人はそれを「甘やかしている」「弱くなった」「根性がなくなった」というのだ。
岐阜共立大の野球部員の死亡に関しての後追い記事によれば、そもそもこのランニングは「罰走」だったという。こんな指導をしている時点で、岐阜共立大の指導のレベルがわかるというものだが。

倒れた部員の状態を見てマネージャーらは「救急車を」と言ったが、監督やコーチは「車で送ったほうが早い」と言ったという。
救急車を呼べば、野球部の不祥事が外に漏れてしまう。自家用車でいけば救急ではないように見せかけることができるとの思惑だろう。
そしてその根底には「これくらいでは死んだりしない」と言う根拠のない思い込みがあった。
指導者として本来身に着けるべき健康管理の知識も、救急での対処法も学んでいないのだろう。
AEDが近くになかったかもしれないし、使い方講習も受けていなかったかもしれない。
そういう人間でも「大学監督」になってしまえるということが、日本のスポーツ界の問題だと言える。
熱中症だけでなく、様々な事故、アクシデントが起きる確率は、今の日本では非常に低い、1%なら相当高いが、0.1%、つまり1000回に1回程度のリスクでファタル・アクシデントは起こる。
賢い人は0.1%を軽視せず、それに対応するために即応するが、そうでない人は「ま、大体大丈夫だろう」と思う。
信号機が赤であっても平気で渡る人、飲酒運転をする人、軽装で登山をする人など、1000回に1回のリスクを軽視する人が、死ぬような目に合うのだ。
とりわけ昔の体育会系は「少々のアクシデントには平気な顔をするのが偉い」と言う思い込みがある。「熱中症で倒れる奴は根性がない」「我慢して切り抜けるのが男」などという野蛮な言葉を吐きつつ、リスクを招いてしまうのだ。
どんな分野でも何事でもそうだが、優秀な指導者、上に立つものは「最も怖がり」でリスクに対して「最も敏感」でなければならない。
そうでない人には「選手、部下の命」を預けることはできない。

阪本敏三、全本塁打一覧|本塁打大全
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!


小学校でも中学でも、指導者は適度な水分補給のための時間を頻繁にとるようになっている。しかしあまり賢くない大人はそれを「甘やかしている」「弱くなった」「根性がなくなった」というのだ。
岐阜共立大の野球部員の死亡に関しての後追い記事によれば、そもそもこのランニングは「罰走」だったという。こんな指導をしている時点で、岐阜共立大の指導のレベルがわかるというものだが。

倒れた部員の状態を見てマネージャーらは「救急車を」と言ったが、監督やコーチは「車で送ったほうが早い」と言ったという。
救急車を呼べば、野球部の不祥事が外に漏れてしまう。自家用車でいけば救急ではないように見せかけることができるとの思惑だろう。
そしてその根底には「これくらいでは死んだりしない」と言う根拠のない思い込みがあった。
指導者として本来身に着けるべき健康管理の知識も、救急での対処法も学んでいないのだろう。
AEDが近くになかったかもしれないし、使い方講習も受けていなかったかもしれない。
そういう人間でも「大学監督」になってしまえるということが、日本のスポーツ界の問題だと言える。
熱中症だけでなく、様々な事故、アクシデントが起きる確率は、今の日本では非常に低い、1%なら相当高いが、0.1%、つまり1000回に1回程度のリスクでファタル・アクシデントは起こる。
賢い人は0.1%を軽視せず、それに対応するために即応するが、そうでない人は「ま、大体大丈夫だろう」と思う。
信号機が赤であっても平気で渡る人、飲酒運転をする人、軽装で登山をする人など、1000回に1回のリスクを軽視する人が、死ぬような目に合うのだ。
とりわけ昔の体育会系は「少々のアクシデントには平気な顔をするのが偉い」と言う思い込みがある。「熱中症で倒れる奴は根性がない」「我慢して切り抜けるのが男」などという野蛮な言葉を吐きつつ、リスクを招いてしまうのだ。
どんな分野でも何事でもそうだが、優秀な指導者、上に立つものは「最も怖がり」でリスクに対して「最も敏感」でなければならない。
そうでない人には「選手、部下の命」を預けることはできない。

阪本敏三、全本塁打一覧|本塁打大全
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
コメント