これから全盛期を迎えるかと思った2人のスラッガーが、このところさっぱり元気がない。
高卒、大卒の違いはあるが同じ年にドラフトで入団した山田哲人と柳田悠岐だ。
2人のキャリアSTATSを並列に並べてみた。

山田は履正社から2010年外れ外れ1巡目でヤクルトに。2年目から一軍に出場し、4年目に最多安打、193安打は右打者の最多記録だ。そして5年目の2015年にトリプルスリー、柳田と同時の達成で、トリプルスリーは流行語にもなる。この年、ヤクルトも優勝し、MVPになる。翌年もトリプルスリー、2018年も記録。3回はNPBでは彼1人。

柳田は広島経済大から2012年2巡目でソフトバンクへ、1年目から一軍に出場し4年目にセンターの守備位置を確保し3割、2015年にトリプルスリー、MVP。以後、首位打者2回。2020年にも最多安打、MVP。

山田よりも柳田の方が大型ではあるが、山田がプルヒッターなのに対し、柳田は広角に安打を打つことができるアベレージヒッターだ。
ともに、これから数字を荒稼ぎして2000本安打を楽々クリアしていくかと思ったのだが。
まだ30歳の山田は2020年以降、めっきり走らなくなった。腰が悪いのではないかと思うが、打率も下がり、村上宗隆の台頭の前に影が薄くなっている。
柳田は特に今年、低迷が著しい。打率は低迷し、本塁打も打点も少ない。盗塁はとっくに「店じまい」になっている。
2人ともに「四球数」が減っているのも象徴的だ。投手はあまり恐れていないのではないか。
常套句ではあるが「老け込む年ではない」ということになるだろう。柳田は今季、4000打数に乗ったが、打率.315は歴代7位。しかし昨今の低迷ぶりを見ると生涯打率3割も微妙ではないかと思える。
昨年4000打数に達した山田は.288で57~8位というところだ。
2人とも故障と戦いつつの選手生活になっている。それはわかるが、何とか「選手晩年」を遅らせてほしい。
ともに2000本安打は達成してほしいと思うが、今の状況では達成がぎりぎりではないか。
村上宗隆、吉田正尚など若い打者が出てきているが、ともに一時はリーグ最強打者だっただけに、ここでタイトルを取るなど踏ん張ってほしいものだと思う。

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柳田は広島経済大から2012年2巡目でソフトバンクへ、1年目から一軍に出場し4年目にセンターの守備位置を確保し3割、2015年にトリプルスリー、MVP。以後、首位打者2回。2020年にも最多安打、MVP。

山田よりも柳田の方が大型ではあるが、山田がプルヒッターなのに対し、柳田は広角に安打を打つことができるアベレージヒッターだ。
ともに、これから数字を荒稼ぎして2000本安打を楽々クリアしていくかと思ったのだが。
まだ30歳の山田は2020年以降、めっきり走らなくなった。腰が悪いのではないかと思うが、打率も下がり、村上宗隆の台頭の前に影が薄くなっている。
柳田は特に今年、低迷が著しい。打率は低迷し、本塁打も打点も少ない。盗塁はとっくに「店じまい」になっている。
2人ともに「四球数」が減っているのも象徴的だ。投手はあまり恐れていないのではないか。
常套句ではあるが「老け込む年ではない」ということになるだろう。柳田は今季、4000打数に乗ったが、打率.315は歴代7位。しかし昨今の低迷ぶりを見ると生涯打率3割も微妙ではないかと思える。
昨年4000打数に達した山田は.288で57~8位というところだ。
2人とも故障と戦いつつの選手生活になっている。それはわかるが、何とか「選手晩年」を遅らせてほしい。
ともに2000本安打は達成してほしいと思うが、今の状況では達成がぎりぎりではないか。
村上宗隆、吉田正尚など若い打者が出てきているが、ともに一時はリーグ最強打者だっただけに、ここでタイトルを取るなど踏ん張ってほしいものだと思う。

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コメント
コメント一覧
全試合出場を美徳とするのをそろそろやめないか?
村上も岡本もあぶいあぶい…吉田もね!!
投手を個人的なライバルにするにしても(昔の名勝負、長嶋村山、王江夏、掛布江川のように)、いいピッチャーはメジャーに行っちゃいますし。
その点、中村剛也はうまくアジャストしているような。