「統一教会」関連の問題が、これまでと違うのは、安倍晋三応援団と言ってよい月刊HANADAの論客や、産経新聞の論説委員、さらにはネトウヨなどが比較的おとなしいことだ。
森友加計の問題では、これらの「安倍ちゃん応援団」が「いつまでこんなことやってるんだ」「メディアが捏造しているんだ」「制度上問題ない」などと騒ぎ立てた。安倍政権も官僚やメディアに圧力をかけて、問題をうやむやにしたが、今回はそうなっていない。

一つは、月刊HANADAを熱心に読んでいたようなネトウヨにとっても、安倍晋三が「韓国への日本の富の送金システム」と化した統一教会の最大の庇護者で、文鮮明夫妻に熱烈な賛辞を送っていたことは、相当なショックだったと言うことがある。ネトウヨは嫌韓、嫌中で、韓国に強く当たる安倍晋三が好きだったのだが、安倍晋三が「背信者」に映っているかもしれない。

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さらに月刊HANADAの論客の多くは、統一教会と極右政治家の癒着を知っていたはずだし、自身も統一教会関連のイベントに出席したり、寄稿したりしていた。さらには神道政治連盟や日本会議のメンバーの多くも統一教会とつながっていた。
「美しい日本」と言っていた連中の多くが「韓国のカルト教団とつながっていた」のだ。これは相当なショックだと思う。

事ここに至って、月刊HANADAは、統一教会を弁護することも、安倍晋三など極右政治家と統一教会の関係を弁護することもできない。そして統一教会を追求してきた弁護士やジャーナリストを「フェイクだ」と言うこともできない。身動きが取れない状態なのだ。

ここへきて、韓国の統一教会が文鮮明没後10周年の大イベントを行い、その中で安倍晋三の追悼を大々的に行った。日本から見れば「安倍は韓国とずぶずぶの関係だった」ことがさらに露呈された。恐らく「反日」の韓国人からしても、韓国では「一流企業グループ」とされた統一教会が、仇敵安倍晋三を追悼することに強い反発を覚えているはずだが、とにかく、日韓の「反日」「嫌韓」の人々は、信じていたことが崩れ去って混乱していると思われる。

安倍晋三シンパの古市憲寿は「統一教会で騒ぐのは山上徹也の思うツボ」と言ったが、この程度の弱弱しい反論しかできないのが実情だろう。

岸田文雄政権は、例によって「何もしない」ことで、事態をうやむやにしようとしている。自民党にとっては、今はそれしかできないのだろう。
今回のスキャンダルはちょっと雲行きが違う感じがする。



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