昨日の釧路市の日没は18時11分だそうだ。だから16時過ぎで「日没引き分け」というのはおかしい。普通であればもう1時間は試合ができただろう。ただ、この球場ではこの季節、濃霧が度々発生する。
2019年8月28日の日本ハム、西武戦も、8回表西武10-8でコールドゲームになっている。
昨日のコールドゲームは厳密には日没ではなく、暗雲による中止と言うことになるだろう。

こういうことが続くのなら、釧路市民球場に「照明施設を」と言う声が起こってももよさそうだが、恐らくそういう声は起こらない。
釧路市は1980年代には22万人だったが、人口減少が続き今は16万人台になっている。財政状況もかなり厳しい。夕張ほどではないが、道内各都市は財政が非常に厳しい。
年に1回だけのプロ野球のために、億の単位の金がかかる照明施設を建設することはないだろう。

日本ハムは「道民球団」を標榜しているので、道内各地で試合をしている。今日は帯広で試合が組まれている。しかし、道内各地の球場での公式戦開催は縮小する傾向にある。

日本ハムの道内地方球場での公式戦の推移

Fighters 地方球場


2020年は入場者数に制限がかかっていた。

地方球場での試合は、一般的には地元新聞社などがプロモーターになって球団から試合の興行権を買い取っている。日ハムは何人入ろうと売り上げは変わらない。移動、宿泊費がかかるが、プロモーターが負担する場合が多い。球場運営費など経費がかからないから、利益確保ができると言う点で、おいしいのだ。
しかし道内地方球場での試合は、10年前は7試合あったのが、今年は3試合と半減している。

恐らくは「お客が入らない」ために、プロモーターが音を上げてしまったからだろう。函館は2013年には2万人近く入っていたが、2017年には1万人ぎりぎりになった。2018年は雨で流れて、翌年から撤退。
入れ替わるように釧路でやるようになったのだが、今年は8770人とついに1万人を割った。

日没コールドゲームもさることながら、観客が集まらないと、地方球場での公式戦そのものが、絶滅してしまうだろう。

プロ野球は「本拠地球場以外では客が入らない」状況が進行している。「野球離れ」の深刻な実態の一端だと言うことは、強調しておきたい。

これは富山での2017年の日ハム主催試合

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