私は毎日、大谷翔平の成績を気にしている。2012年のドラフトで入団してから、ずっと気にはなっていた。MLBでの活躍も喜ばしく思っている。
しかし、同時に「贔屓の引き倒し」はしたくない。「大好きな大谷翔平が賞をもらえるなら、なんだって嬉しい」と思うのは恥ずかしいような気がしている。
MVPは、その年、投打を通じてそのリーグで最も活躍した選手に与えられる最高の栄誉ではある。
MLBの歴史の中で、MVPはどんな選手が選出されたかについて、前後2回に分けて考えたい。
Beseball Referenceのデータに基づいて表を作った。WARもこれによる。昔の選手のデータは著しく少ないが、特別の数式で今の成績に並ぶよう調整しているのだろう。
rWARでは8.0以上がMVP級、5.0以上がオールスター級、2.0以上がスタメンとのことだ。
まずはMVPが創設された1911年から第二次世界大戦終了まで

ア・リーグの最初のMVPはタイ・カッブ、続いてトリス・スピーカー。打撃成績もWARもすさまじい。3人目のウォルター・ジョンソンも36勝。
対照的にナ・リーグの最初は本塁打、打点二冠王のカブス、フランク・シュルト。しかしWARは高くない。WARは22勝したドジャースのナップ・ラッカーが8.7で1位だった。
その後の2人もWARは高くない。ナにはホーナス・ワグナーと言う大選手もいたが、選ばれず。これは当時の選考方法が、各球団1人を選出してから投票する形だったからだと言う。
MVPは一度中断し、1922年からリーグ表彰として再開された。ナ・リーグは1922年、23年とMVPを選出していないが、票が割れたからだと言う。
1923年にはベーブ・ルースが選出されたが、当時は「MVP選出は1度だけ」となっていたのでMVPは以後、獲得していない。
1931年から全米野球記者協会(BBWAA)の選考となった。アではゲーリッグが2回、フォックスが3回、ナではハッベルが2回。
1946年から1970年まで。

1956年からサイ・ヤング賞が制定される。赤字はMVPとサイ・ヤング賞を共に獲得した選手。
この時期から投手のMVPが減ってきている。
ア・リーグの1965年のMVPゾイヨ・ベルサイエスは最多安打、最多二塁打だが、成績は抜群とは言えず。守備も含めてワシントン・セネタースの優勝に貢献したことが評価された。
ちなみにこの選手は1972年に広島に来たが、成績はさっぱりだった。
この時期までのMVP投票は、毎年のように価値基準が変化している印象ではあった。

興津立雄、全本塁打一覧|本塁打大全
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MLBの歴史の中で、MVPはどんな選手が選出されたかについて、前後2回に分けて考えたい。
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ア・リーグの最初のMVPはタイ・カッブ、続いてトリス・スピーカー。打撃成績もWARもすさまじい。3人目のウォルター・ジョンソンも36勝。
対照的にナ・リーグの最初は本塁打、打点二冠王のカブス、フランク・シュルト。しかしWARは高くない。WARは22勝したドジャースのナップ・ラッカーが8.7で1位だった。
その後の2人もWARは高くない。ナにはホーナス・ワグナーと言う大選手もいたが、選ばれず。これは当時の選考方法が、各球団1人を選出してから投票する形だったからだと言う。
MVPは一度中断し、1922年からリーグ表彰として再開された。ナ・リーグは1922年、23年とMVPを選出していないが、票が割れたからだと言う。
1923年にはベーブ・ルースが選出されたが、当時は「MVP選出は1度だけ」となっていたのでMVPは以後、獲得していない。
1931年から全米野球記者協会(BBWAA)の選考となった。アではゲーリッグが2回、フォックスが3回、ナではハッベルが2回。
1946年から1970年まで。

1956年からサイ・ヤング賞が制定される。赤字はMVPとサイ・ヤング賞を共に獲得した選手。
この時期から投手のMVPが減ってきている。
ア・リーグの1965年のMVPゾイヨ・ベルサイエスは最多安打、最多二塁打だが、成績は抜群とは言えず。守備も含めてワシントン・セネタースの優勝に貢献したことが評価された。
ちなみにこの選手は1972年に広島に来たが、成績はさっぱりだった。
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