率直に言って、今や、NPBでちょっと活躍した程度の投手では、MLBでは通用しないという感が強い。
有原航平は2020年オフにポスティングでレンジャーズに入団した。
レンジャーズと2年620万ドルで契約したが、5月に右手中指の障害でIL入り、さらに右肩動脈瘤の手術を受ける。AAAのラウンドロックを経て9月に復帰したが1年目は10試合2勝4敗ERA6.64に終わる。

2年目はキャンプ招待選手になるがメジャー昇格できず、マイナースタートとなった。
戦績

Arihara20220919


AAAラウンドロックでは主に先発として投げたが、3勝7敗ERA4.88と対した成績を残せなかった。しかし7月以降に成績が安定したので8月16日にMLBに昇格。

2試合目で今季初白星を挙げたが、以後、成績が下落。9月11日のブルージェイズ戦で3回自責点11と大炎上したのが決め手となってマイナー落ち。そしてこのほどDFAとなった。

2年間のMLB生活ではほとんどいいところがなかった。少し前まで有原クラスの投手でもMLBでもそこそこ通用したが、激変しつつあるMLBではもはや難しいのではないか。

2年620万ドル、1年目は260万ドル、2年目は360万ドルと言う契約だが、円安で2年目は日本円で5億円近い年俸となった。
結婚したばかりの有原は経済的には潤ったが、夢への挑戦は残念な結果に終わった。

日本ハムへの復帰はないだろうが、争奪戦でNPBのどこかの球団に戻るだろう。30歳、アメリカで故障もしたし、活躍できるかどうかは、これまた微妙ではないか。



NOWAR


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