今日の試合で5打数4安打2本塁打。9月は15試合で8本塁打14打点、打率.491と言うすさまじさだ。

ア・リーグの打率50傑

Aron-Judge AL


ジャッジは本塁打、打点では独走状態。ヤクルトの村上宗隆と同じような状況だ。そして打率も首位のツインズ、ルイス・アラエスに1厘差だ。アラエスも9月は.306と好調だが、ジャッジの勢いは別格だ。

ヤンキースは残り16試合。ヤンキースの大先輩、ロジャー・マリスが作った61本塁打のア・リーグ記録は、ジャッジが怪我をしない限り更新するだろうし、バリー・ボンズの70本塁打にも迫るだろう。
マリスを上回る本塁打を打ったマグワイア、ソーサ、ボンズは「ドーピング」で本塁打を量産したとされる。ジャッジは「オーガニック」な選手としてこの記録に迫ることになる。

そういう意味で、今季のジャッジの記録は「歴史的」と言える。

日本では「MVPはジャッジか大谷か」みたいな議論になっている。確かに大谷翔平は凄いが、今年のジャッジは別格だ。

「規定打席」と「規定投球回数」を共に満たすのもMLB史上でなかったことだから、歴史的ではあるが、この記録は連続出場記録と同様、チームと本人が「その気」になれば達成可能だ。「珍記録」と言ったら怒られるだろうが、ジャッジとは比較にならない。

私は大谷が優勝にも絡んでいない今年、無理をして怪我をしないかと気をもんでいる。来年3月のWBCでもやる気満々だと思うが、今後のことを考えれば「目いっぱい頑張る」のも善し悪しだと思う。


NOWAR


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