Washita


鷲田康さんがNumber Webに寄稿した。
阪神ファンは神宮でも「六甲おろし」を唄うのか…声出し応援の是非を問う! 繰り返される”ルール違反”にNPBはどう対応すべき?
まさしく、私がブログで書いてきたことだ。私もNumber Webに連載コラムを持っているが、この問題はNumber Webの野球ライターのボスともいうべき鷲田さんが書くべきだと思っていた。私は鷲田さんには「何だあの記事は」と怒られたりもするが、さすがだと思っている。

くどいようだが、この問題、核心部分は何か、について書いておきたい。

基本的にプロ野球やJリーグなどのプロスポーツ興業は「社会の合意、支持」があってこそ成立する。
単にスポーツ選手が試合をして、それを金をとって見せる「興行」と言う側面だけでなく「アスリートが素晴らしいパフォーマンスを見せることで、体育振興やスポーツマンシップの涵養に資する」という教育的側面もあるのだ。だから、公的予算で建てたスタジアムを使用することもできるし、公共の電波で試合の様子を放映することもできる。
端的に言えば、プロスポーツ興業は「公共性」を帯びた「公共財」なのだ。文部科学省、そしてスポーツ庁が管轄している。

新型コロナ禍で、日本社会の生活、経済活動は、大きな制約を受けた。感染拡大を防ぐために、学校は休校になり、企業もリモートワークを推進することになった。
そんな中で2020年6月にプロ野球やJリーグが再開できたのは、NPBとJリーグが「国の指針」に沿った形で「感染症対策」を実施したからだ。
「ここまで感染症対策をやりますから、試合をさせてください。野球やサッカーは人々の生活に欠かせないものなのです」というアピールが受け入れられて、試合が再開されたのだ。

だから、NPBもJリーグも感染症対策を厳密に守ってきた。私はコロナ禍で150試合近くプロ野球を見てきたから知っているが、NPB各球団は本気で感染症対策をしてきた。

しかし感染症対策は、球団や選手、コーチ、スタッフだけでできることではない。球場に来る観客も、その主旨を理解して、大声を出さない、ハイタッチをしないなどのルールを順守しなければ、成立しないのだ。

多くの球団のファンは、球団、NPBが定めたこのルールを守ってきた。中には大声を出す人もいるにはいたが、係員に注意されたりして、すぐにやめていた。

中で阪神タイガースのファンだけが、本当にこのチームのファンだけが、甲子園でも他の球場でも平気で大声を上げていたのだ。

今日になって阪神球団がようやくツイッターなどでメッセージを発した。

「明日から明治神宮野球場で開催されます「2022 JERAクライマックスシリーズ セ」を観戦されるファンの皆様には「正しいマスクの着用」「声を張り上げての応援の禁止」等の応援ルールをお守りいただきますようお願いいたします。「声援は心の中で」チームのファイナルステージ突破を後押ししましょう!」

これは本当に恥ずかしいことだ。中には、そういわれたことで、かえってムキになって声を上げるあほもいるかもしれないが、彼らは阪神ファンでもプロ野球ファンでもないだろう。単なる「やんちゃ」で済まされない深刻な話だと認識すべきだろう。

私は今日は京セラでパのCSを観戦する。おそらく京セラで大声が上がることはないだろうが、神宮球場がどうなるのか、試合の経過ともども注目したい。

IMG_9141


NOWAR


興津立雄、全本塁打一覧|本塁打大全

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!