今年の5月頃だったと思うが、ある出版社から井口資仁監督と千葉ロッテマリーンズについて記事を書いてほしいという依頼があった。
いろんな媒体で記事を書くのが商売だから、メディアからの依頼はしょっちゅうあるが、球団からの依頼と言うのは、ほとんど記憶がない。
私はずっとコピーライターだったから、企業からの依頼で広告文を書いたり、社史を作ったりすることを生業としていたが、プロ野球チームからは初めてだった。
それで井口監督の著書なども読み、インタビューの準備をしていたが、先方から「もっと知名度のあるライターにしてくれ」という依頼があって沙汰やみになった。

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二流のライターとして、この手のことはないこともないので、別段気にも留めなかった。また私の代わりに起用されたのは、私が世話になっていた先輩ライターなので、仕方がないとも思った。ま、もちろん失礼な話だと思ったけど。できた「記事」というか「広告」は見事な出来栄えだった。

今から思うと、この手の広告のような記事のようなものを金を払って依頼したのは、件の社長だったのだと思う。自分の業績をアピールし、今後も井口体制で行くよ、ということを内外に主張したかったのだろう。
しかし、これは明らかに違和感があった。プロ野球は結果、実績に拠って決まる。メディアはロッテが勝つか負けるか、選手が活躍するか否か、について報じる。球団が圧力をかけて、メディアに報道させないことは、日本球界では普通に行われているが、一般企業のように「企業アピール」をすることなど普通はない。

件の社長は、娘をベンチ入りさせて現場の顰蹙を買い、挙句に重光オーナーの逆鱗に触れてクビになったが、こういう「勘違い野郎」だったのだと思う。井口資仁前監督はとばっちりを食らったか?

べつに溜飲が下がったというわけではないが、私が好きな吉井理人新監督が、ロッテでおかしな扱いを受けることがないようにしてもらいたいと思う。


NOWAR


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