神宮球場で。「夜10時以降は、鳴り物による応援はおやめください」久しぶりにこの場内アナウンスを聞いた。ドーム球場ではこういうことはない。
6時半に始まった日本シリーズ第1戦は8回には午後10時を過ぎて、太鼓などの鳴り物がなくなる。観客席に残された音を出す手段は拍手だけ。

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9回表、マウンドに上がったマクガフは先頭の宗を打ち取るが、中川圭に左前打を打たれる。続く吉田正尚は、初球をフルスイング。ヘルメットが落ちる。

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マクガフは勝負を避けて3-1、ここで左翼のオリックス側応援席を中心に、威勢の良い拍手が起こる。この日の左翼席は「東京関西県人会」か、と思えるほどオリのユニフォームを着た人が詰めかけていたが、最後のチャンスに期待を賭けていることがひしひしとわかる。
すると、直後に右翼のヤクルト応援席から拍手が沸き上がった。かと思うとその拍手が一塁側内野席へと伝搬し、やがて私が座っている三塁側内野席まで球場を半周してきた。ヤクルトファンが圧倒的に多かったから、そうなったのだが。

これ、なかなかよかった。試合に集中した観客席が、自分のパフォーマンスにエネルギーを注ぐことなく選手の応援に専念し、自然な気持ちの発露として手を叩いたのだ。
敵味方は違えど、一つのゲームに集中している一体感もあったし、やっぱり決まりきった応援をするよりも、手拍子だけの方が、ナチュラルでいいなあ、と思った。

マクガフは吉田を歩かせるも、杉本、代打頓宮を連続三振。
初戦から面白い試合だったが、観客のマナーも非常に良かった。どこかのチームのように、球団歌を歌う人もいなかったし。

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