今、現役打者がNPB歴代1位になっている主要記録は1つだけだ。それが三振数。西武の中村剛也が史上1位になっている。
歴代三振数40傑、試合数、通算本塁打数もつける。SO/Gは1試合当たりの三振数。SO/HRは、1本塁打を打つ間に何個の三振を喫したか。本塁打のえんじ色は本塁打100傑以内。太字はその部門1位。ブルー地は現役。

SO-HR


中村剛也はあと10個で、前人未到の2000三振に到達する。40傑の中では唯一1試合1個以上三振をしている。しかし本塁打も454本。4.38三振に1本塁打は悪い数字ではない。

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2位は西武の先輩、清原和博。中村に抜かれるまで14年間、この数字の1位に君臨してきた。SO/HRは中村を上回る3.72。
3位の谷繁元信は、史上最多の3021試合に出場、長く試合に出続けて三振も増えたという選手だ。

清原の前の最多三振は、衣笠祥雄が1987年に記録した1587三振だった。これを清原が更新したわけだが、それ以降に8人もの選手が衣笠を抜いた。

21世紀のプロ野球は三振が激増しているのだ。最大の要因は、投手の球速が上がっていること。昔は150㎞/hを投げれば剛速球投手だったが、今では半数以上の投手がこれくらいは投げる。38歳のオリックス平野佳寿でも普通に投げる。若い投手は155㎞/hを投げることも珍しくない。
その上に、フォーク、スライダー、シンカーなど三振を奪うための球種が進化している。アウトに占める三振の比率が上がっているのだ。

打者にしても三振を恐れていては本塁打は打てない。「三振は本塁打のコスト」と割り切る打者が増えているのだ。

本塁打最多の王貞治は1319三振する間に868本塁打を打った。空前のコストパフォーマンス。本塁打数の方が三振数より少ないシーズンも6回、1977年は50本塁打37三振だった。しかしこういう記録はもう生まれないだろう。

SO/HRが10をオーバーしている選手は、やたら三振する割にホームランが少ないということになる。現役の栗山巧と石井琢朗だ。
長距離打者でなくても、三振は「不面目な記録」とは言えなくなってきているようだ。



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1982・83年松沼博久、全登板成績

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