日本ではえー!みたいにメディアが騒いでいるが、今年の大谷翔平は「リーグで最強のスラッガー」ではなかったのは明らかだ。
公式サイトに掲載された、両リーグのハンク・アーロン賞最終候補。と投票順位。

Hank-Aaron-Prize


この賞は全米記者協会の投票ではなく、8人の殿堂入り選手とファンの投票によって決まる。

ア・リーグはジャッジ、ナ・リーグはゴールドシュミットが選ばれた。ジャッジは本塁打、打点の二冠王。OBP、SLG、OPSも1位であり、圧倒的な成績だった。
またゴールドシュミットは主要タイトルはないが、SLGとOPSは1位だった。

大谷翔平は昨年よりも打撃成績は明らかに落ちているから、「打撃」だけで選考されるこの賞に選ばれる可能性はなかったと言えよう。

ア・リーグ2位にアルチューべが入っている。スラッガーではないが人気があることが分かる。

8位に規定打席未達のマイク・トラウトが入っているのも凄いことだ。「貢献度に直結する数字だけ凄い」WARの申し子と言うべき選手だ。

大谷翔平は打撃成績だけで比較すれば、ジャッジにほとんどの数字で及ばないので、そもそもこの賞を取る可能性はなかったと言える。

ハンク・アーロン賞は「MVPの前哨戦」とよく言われる。投票が終わっているが、この賞と同じ傾向でMVPも決まるのではないか。


NOWAR


1982・83年松沼博久、全登板成績

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!