安倍晋三と言う政治家の歴史的評価は、今後もなかなか定まらないだろうが、この政治家が「極端な身びいき」であることは特筆すべきだろう。
安倍晋三は思想的には「極右」で、祖父岸信介が悲願とした「憲法改正」を彼も悲願とした。国家の運営を「身内の思い」で行ったと言う点で「公私混同」のそしりは免れない。
しかしながら実際政策は、国民の「受け」を狙ったもので、女性活躍や、LGBTの権利拡大など、本人の思わない政策も票のためなら平気で推進した。リベラルな政策も行ったのだ。
とはいっても彼の心根は「極右」であり、国家主導、官僚主導の全体主義的な政策推進を理想としていた。このために、極端な思想の持ち主を優遇した。「国民会議」や「統一教会」など、まともとは言えない勢力に支持されたのもこのためだ。
在日二世をヘイト攻撃をする差別主義者や、陰謀論をふりまく怪しげな勢力のほとんどが「安倍晋三支持」だったことに、この政治家の異様さを見ることができる。

杉田水脈は、安倍晋三には極めて好ましい人材に思えたのだろう。これまでも高市早苗や稲田朋美などの女性政治家を盛り立ててきたが、彼女らはすでに一個の政治家であり、安倍晋三の言うことを何でも聞く政治家ではない。しかし杉田は政治家になりたい地方公務員であり、ろくな政策も思想も持たず上昇志向だけの人物だった。
そこで安倍晋三は彼女を「子飼い」にするために、衆議院比例区の上位に名簿登載した。杉田自身は、もともと社会党の土井たか子にあこがれていたと言う。要するに「女性政治家」として活躍したかっただけで、思想的にも空っぽだった。杉田はここ5年、一度も選挙の洗礼を受けることなく衆議院議員の座を保ってきた。
安倍晋三の目に留まると言う幸甚によって杉田は政治家になり、以後は「安倍晋三とその狂信者に受けたい」と言う一心で発言を続けた。当然、まともとは言えないその言動は世間の非難を集めた。「新潮45」の廃刊まで引き起こしたが、杉田にとっては「炎上」は、安倍シンパに喜ばれるためにはむしろ必要なことで、さらに燃料を火に注いだ。
しかし安倍晋三の横死によって杉田の境遇は一変した。ではなぜ安倍晋三死後半年弱のここまで杉田が政権の端っこにいることができたのか。
岸田文雄と言う政治家についてここまで見てきて、私はこの人は「自分でほとんど勉強しない」人ではないかと思うようになった。自身は自民党主流派、つまりリベラルの領袖であるはずだ。当然、極右の安倍晋三とは違う路線を打ちだすべきだが、安倍の死後も党内最大勢力である安倍派に配慮した内閣運営を行ってきた。しかしそれにしても杉田など「危険人物」は、慎重に取り除くことが必要だったはずだ。
岸田は自分では情報収集したり、分析したりすることはほとんどない。下僚がまとめてきたプランを「おお、そうか」とそのまま自案にしてしまう「適当政治」でここまでやってきた。そのために、本来なら安倍晋三とその一派に押し付ければよいはずの「統一教会問題」でも、真正面から火の粉を浴びたし、杉田を無造作にも政務官に取り立てた。恐らくは「最悪の政治家」である杉田の危険性を全く知らなかったのだろう。
杉田は岸田が政調会長として選挙を取り仕切った2017年の衆院選で初当選している。安倍晋三に強く推されたこともあり、印象に残っていたのだろう。この当たり「暢気な父さん」という言葉が浮かんでくる。
そんな不勉強な岸田文雄であっても、杉田の「毒性」にはさすがに気が付いたと思われる。岸田後の政治家も杉田を厚遇することはもうないだろう。
杉田は、次の選挙では、比例区の登載順位はかなり下がるし、あるいは選挙区での立候補になるかもしれない。
私は杉田はもう、政治家ではなく、櫻井よしこと同じ「論客」の道を歩むと思う。社会的地位がない方が無責任な発言が好き放題でできるからだ。
かなり悲惨な人生だなと思うが、地方政治家の中には杉田以外にも「あほなおじさんの気を引くために、過激な極右思想を口にする女性」が散見される。女性が差別される日本社会独特の、寒々とした政治風景だといえようか。

1982・83年松沼博久、全登板成績
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しかしながら実際政策は、国民の「受け」を狙ったもので、女性活躍や、LGBTの権利拡大など、本人の思わない政策も票のためなら平気で推進した。リベラルな政策も行ったのだ。
とはいっても彼の心根は「極右」であり、国家主導、官僚主導の全体主義的な政策推進を理想としていた。このために、極端な思想の持ち主を優遇した。「国民会議」や「統一教会」など、まともとは言えない勢力に支持されたのもこのためだ。
在日二世をヘイト攻撃をする差別主義者や、陰謀論をふりまく怪しげな勢力のほとんどが「安倍晋三支持」だったことに、この政治家の異様さを見ることができる。

杉田水脈は、安倍晋三には極めて好ましい人材に思えたのだろう。これまでも高市早苗や稲田朋美などの女性政治家を盛り立ててきたが、彼女らはすでに一個の政治家であり、安倍晋三の言うことを何でも聞く政治家ではない。しかし杉田は政治家になりたい地方公務員であり、ろくな政策も思想も持たず上昇志向だけの人物だった。
そこで安倍晋三は彼女を「子飼い」にするために、衆議院比例区の上位に名簿登載した。杉田自身は、もともと社会党の土井たか子にあこがれていたと言う。要するに「女性政治家」として活躍したかっただけで、思想的にも空っぽだった。杉田はここ5年、一度も選挙の洗礼を受けることなく衆議院議員の座を保ってきた。
安倍晋三の目に留まると言う幸甚によって杉田は政治家になり、以後は「安倍晋三とその狂信者に受けたい」と言う一心で発言を続けた。当然、まともとは言えないその言動は世間の非難を集めた。「新潮45」の廃刊まで引き起こしたが、杉田にとっては「炎上」は、安倍シンパに喜ばれるためにはむしろ必要なことで、さらに燃料を火に注いだ。
しかし安倍晋三の横死によって杉田の境遇は一変した。ではなぜ安倍晋三死後半年弱のここまで杉田が政権の端っこにいることができたのか。
岸田文雄と言う政治家についてここまで見てきて、私はこの人は「自分でほとんど勉強しない」人ではないかと思うようになった。自身は自民党主流派、つまりリベラルの領袖であるはずだ。当然、極右の安倍晋三とは違う路線を打ちだすべきだが、安倍の死後も党内最大勢力である安倍派に配慮した内閣運営を行ってきた。しかしそれにしても杉田など「危険人物」は、慎重に取り除くことが必要だったはずだ。
岸田は自分では情報収集したり、分析したりすることはほとんどない。下僚がまとめてきたプランを「おお、そうか」とそのまま自案にしてしまう「適当政治」でここまでやってきた。そのために、本来なら安倍晋三とその一派に押し付ければよいはずの「統一教会問題」でも、真正面から火の粉を浴びたし、杉田を無造作にも政務官に取り立てた。恐らくは「最悪の政治家」である杉田の危険性を全く知らなかったのだろう。
杉田は岸田が政調会長として選挙を取り仕切った2017年の衆院選で初当選している。安倍晋三に強く推されたこともあり、印象に残っていたのだろう。この当たり「暢気な父さん」という言葉が浮かんでくる。
そんな不勉強な岸田文雄であっても、杉田の「毒性」にはさすがに気が付いたと思われる。岸田後の政治家も杉田を厚遇することはもうないだろう。
杉田は、次の選挙では、比例区の登載順位はかなり下がるし、あるいは選挙区での立候補になるかもしれない。
私は杉田はもう、政治家ではなく、櫻井よしこと同じ「論客」の道を歩むと思う。社会的地位がない方が無責任な発言が好き放題でできるからだ。
かなり悲惨な人生だなと思うが、地方政治家の中には杉田以外にも「あほなおじさんの気を引くために、過激な極右思想を口にする女性」が散見される。女性が差別される日本社会独特の、寒々とした政治風景だといえようか。

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コメント
コメント一覧
安倍嫌いって極端馬鹿多いけど、貴方もそうだね。
英語版のWikipediaの安倍晋三の人物紹介を読んでみな。ま、わからんだろうけど。
Abe was a staunch conservative whom political commentators had described as a right-wing Japanese nationalist.
安倍よりさらに右には、独裁者しかいない。
それは悪意持った人で有れば、誰でも悪く書けてしまうのですよ。
ソースとしては相当弱く無いですか?
でも自分も汚い言葉吐いてしまった事については謝罪します。
Wikipediaは間違いもありますが、「出典主義」で根拠のない「独自研究」は受け付けませんし、馬鹿な意見は編集合戦で弾かれます。私も一部の項目で関与していますが、この手の重要な項目については何人もの手が入っているので大体信頼置けます。日米ともにドクタークラスの人が何人も書いています。ネトウヨが書き込む余地はありません。
欧米メディアが安倍晋三を紹介するときは必ず「日本の極右政治家」と書きます。それが定説です。
でも、あなたはなぜ「極右」と言われるのか、理解できないんじゃないですか?
大雑把に何故、極右と言われて居るが考えてみましたけど『日本会議』と近い、之が一番の要因でしょうかね?
今回は自分の勉強不足で大変失礼致しました。
自分もちょっとは勉強しようと思います。
右とは「保守」のことです。「保守」とは社会の変革、改革を否定し、伝統を重視する政治姿勢です。極右は「過激な保守」で、自国民の優越性を主張し、以前の政治体制(日本の場合戦前)への回帰や、他民族の排除、反共などを標榜する政治姿勢です。全体主義、権威主義と親和性があります。