朝の続き。海田智行が番組で、阪神のバッティング投手の年俸が700万円であることを番組で話したことについて、藤川球児が「そんな企業内部のお金の話しちゃダメよ」と言ったと言う件。
ここには、スター選手とそうでない選手の「格差」がある。
私は藤川球児の記者会見に何度か出たことがあるが、記者は藤川のプライバシーに配慮していたし、メディアも藤川の意向に沿わない報道はしないようにしていた。それは彼がスター選手だからだ。
しかし、そういう配慮をしてもらえる選手はごく一部だ。
12球団合同トライアウトに出場するような選手は、スター選手ではない。というか、トライアウトに出た時点でその選手の「ブランド」はなくなり、ただの元野球選手になると言っても良い。

海田のような地味な救援投手はもともと「ノンブランド」だし、トライアウトに出ればなおさらだ。
ノンブランドの選手に対して、メディアはスター選手のような配慮はしない。訴えられるようなプライバシーの侵害はしないが、選手がメディアを受け入れれば、あとはやりたい放題する。
海田が「バッピの年俸700万円か」といったのは、妻との家族の会話で、メディアを意識したものではなく、純然たるプライベートの会話だ。本来なら、流してほしくなかっただろうが、テレビは海田に事前に確認するなど、彼に配慮をすることはなかったはずだ。
もともとメディアには「取材する権利」がある。取材源に記事やコンテンツを事前に確認させるのは「検閲」であり、建前上は「やってはいけない」ことになっている。とはいっても藤川球児など有名選手は、マネージャーが事前チェックを求めてくるし、メディア側も配慮をする。
しかし海田のような「こんなことでもない限りニュースソースにならない」選手には配慮しない。「バッピ700万円」は、海田が意識してメディアに流した情報ではなく、メディアがかなりの悪意を以てわざと流した情報なのだ。
「戦力外通告」の取材陣が、海田智行を追いかけるのは彼が「不幸」「不運」だからだ。プロ野球で活躍してきた選手が、職がなくなって路頭に迷おうとしている。その「落差」を、赤の他人の視点で「楽しもう」としているのだ。
もちろん、中には「NPB球団に拾ってもらう」ストーリーもあるが、ほとんどの選手がNPBに復帰できるのなら「戦力外通告」と言う番組は成立しない。大部分の「不幸」に、ほんの少しの「幸運」が混じることで、この番組は人気を保っているのだ。
断っておくが私は「戦力外通告」と言うテーマを否定しているわけではない。私はそういう目にあった野球選手を今年もたくさん取材してきた。
それも野球選手の人生の1シーンではあるが、醜悪なのはその「不幸」「苦労」だけをクローズアップして世間にさらすさもしい根性だ。安くさい「お涙頂戴」にしてしまう品性の下劣さだ。
「12球団合同トライアウト」では、毎年確実に「不幸な元選手」が、生産される。それを餌にして「戦力外通告」という寄生虫が丸々と太っていくと言う図式なのだ。
下品な番組だと思うし、この番組が好きだと言う連中は、碌な人間ではないと思う。


1982・83年松沼博久、全登板成績
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私は藤川球児の記者会見に何度か出たことがあるが、記者は藤川のプライバシーに配慮していたし、メディアも藤川の意向に沿わない報道はしないようにしていた。それは彼がスター選手だからだ。
しかし、そういう配慮をしてもらえる選手はごく一部だ。
12球団合同トライアウトに出場するような選手は、スター選手ではない。というか、トライアウトに出た時点でその選手の「ブランド」はなくなり、ただの元野球選手になると言っても良い。

海田のような地味な救援投手はもともと「ノンブランド」だし、トライアウトに出ればなおさらだ。
ノンブランドの選手に対して、メディアはスター選手のような配慮はしない。訴えられるようなプライバシーの侵害はしないが、選手がメディアを受け入れれば、あとはやりたい放題する。
海田が「バッピの年俸700万円か」といったのは、妻との家族の会話で、メディアを意識したものではなく、純然たるプライベートの会話だ。本来なら、流してほしくなかっただろうが、テレビは海田に事前に確認するなど、彼に配慮をすることはなかったはずだ。
もともとメディアには「取材する権利」がある。取材源に記事やコンテンツを事前に確認させるのは「検閲」であり、建前上は「やってはいけない」ことになっている。とはいっても藤川球児など有名選手は、マネージャーが事前チェックを求めてくるし、メディア側も配慮をする。
しかし海田のような「こんなことでもない限りニュースソースにならない」選手には配慮しない。「バッピ700万円」は、海田が意識してメディアに流した情報ではなく、メディアがかなりの悪意を以てわざと流した情報なのだ。
「戦力外通告」の取材陣が、海田智行を追いかけるのは彼が「不幸」「不運」だからだ。プロ野球で活躍してきた選手が、職がなくなって路頭に迷おうとしている。その「落差」を、赤の他人の視点で「楽しもう」としているのだ。
もちろん、中には「NPB球団に拾ってもらう」ストーリーもあるが、ほとんどの選手がNPBに復帰できるのなら「戦力外通告」と言う番組は成立しない。大部分の「不幸」に、ほんの少しの「幸運」が混じることで、この番組は人気を保っているのだ。
断っておくが私は「戦力外通告」と言うテーマを否定しているわけではない。私はそういう目にあった野球選手を今年もたくさん取材してきた。
それも野球選手の人生の1シーンではあるが、醜悪なのはその「不幸」「苦労」だけをクローズアップして世間にさらすさもしい根性だ。安くさい「お涙頂戴」にしてしまう品性の下劣さだ。
「12球団合同トライアウト」では、毎年確実に「不幸な元選手」が、生産される。それを餌にして「戦力外通告」という寄生虫が丸々と太っていくと言う図式なのだ。
下品な番組だと思うし、この番組が好きだと言う連中は、碌な人間ではないと思う。


1982・83年松沼博久、全登板成績
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コメント
コメント一覧
サッカー界はW杯の余韻で選手とかがテレビに出てしょうもない質問に答えてたりして人気を増そうしてますが、Jリーグ発足した時に野球のような珍プレイ好プレイ番組は真剣にプレイした結果を笑う様な事になるので認めなかったはずで、こんな番組の制作も認めないでしょうね(一選手の長期密着した結果で戦力外の場面遭遇したなら別ですが)
本来なら野球界が選手個人の人生それも不幸になる確率の高くなるところを好奇の目に晒すのを認めるのはどうかと思いますね
「人の不幸は蜜の味」ですから
落合監督じゃないけど、ただ単に、契約期間満了に伴う「自由契約」でいいと思う。ノンテンダーとか言う必要もなく、期間中の解約ならば「契約解除」、満了なら「自由契約」、本人意思による引退なら「任意引退」だけで良いのでは。
一方、テレビ放送会社は、撮りたいように撮る、だから弱者は特に不利。忖度される人間になれと、テレビ番組は、身をもって伝える。J鈴鹿の三浦監督のドキュメンタリーが急遽放送中止が、そのケーススタディー。
鈴鹿の話は本当にひどいね。もともと伊賀にあったチームだけど、あそこまでひどいことになるとは。