佐藤義則氏「監督やコーチはたまったもんじゃない」球団の垣根を越えた合同自主トレに疑問
これは「昭和」の考え方でしょう。
「選手個々はそれでいいかもしれないけど、チームとして考えたら決していいことではないと思う」
「ライバルチームの投手を教えるっていうことは、自分のチームの打者が打てなくなるってことだし、ライバルチームの打者に教えるっていうことは自分のチームの投手が打たれるっていうことでもあるからね」
今のプロ野球選手は、そんなみみっちい意識は持っていない。自分が良いと思ったトレーニング方法や技術は後輩に惜しみなく教える。教えたところで身に着けるかどうかはその選手次第だし、教えたからと言って自分の商売に影響するわけではない。
「みんなでNPBの野球のレベルを上げていこう」という認識をもっているのだ。
私のころは自主トレはチームメートと一緒にやるのが一般的だった。他球団の選手とやるなんて考えたこともなかった。もっと言うと、チームメートだってライバルでもあるから、教え合うなんてことはしなかった。
何という貧しい発想だろうか。

そもそも、年寄りの野球人は「選手が他所のチームの選手と仲良くしていること」が気に入らない。チームの選手はよそ見をせずに、チームの指導者の方だけを見ていてほしい。忠誠心を持ってほしい。
一般企業でも若手社員が退社後に「異業種交流会」みたいな会合に行くのを、忌々しく思っている管理職がいたが、大体そういう上司は「大したことない」のだ。

いまどき、トップクラスのアスリートは、コーチの言うことにそのまんま従うことはない。大谷翔平はエンゼルスの投手コーチや打撃コーチの言うことを聞いたりしていない。、ドライブラインなどで自分でフォームや投球の軌道を創っている。
そして多くの選手は、他の選手と情報交換をして技術や練習法を進化させている。
サインや作戦などチームの機密情報の漏洩の懸念を指摘する向きもあるだろうが、今の選手は良識は弁えている。コーチに「あの球団の〇〇選手がこういってました」みたいな点数稼ぎはしない。
そもそもチームの作戦は毎年変更されるのだ。
昭和の野球は、あたかも終身雇用のサラリーマンのような感覚だった。上の言うことを聞いてチームメイトとだけ交流して、忠誠心をアピールすることで立場を得ていたのだ。
日本野球はせこくて、狭量だったから日本野球はアメリカに比べて発展しなかったのだ。
「俺たちの時代は、相手チームの選手とは口も利かなかった。今の選手は甘すぎる」と言っている野球人は、そろそろお引き取り願おう。
今の野球選手はそういうくだらない次元で野球をしてはいない。

1960~62年柿本実、全登板成績
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「ライバルチームの投手を教えるっていうことは、自分のチームの打者が打てなくなるってことだし、ライバルチームの打者に教えるっていうことは自分のチームの投手が打たれるっていうことでもあるからね」
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「みんなでNPBの野球のレベルを上げていこう」という認識をもっているのだ。
私のころは自主トレはチームメートと一緒にやるのが一般的だった。他球団の選手とやるなんて考えたこともなかった。もっと言うと、チームメートだってライバルでもあるから、教え合うなんてことはしなかった。
何という貧しい発想だろうか。

そもそも、年寄りの野球人は「選手が他所のチームの選手と仲良くしていること」が気に入らない。チームの選手はよそ見をせずに、チームの指導者の方だけを見ていてほしい。忠誠心を持ってほしい。
一般企業でも若手社員が退社後に「異業種交流会」みたいな会合に行くのを、忌々しく思っている管理職がいたが、大体そういう上司は「大したことない」のだ。

いまどき、トップクラスのアスリートは、コーチの言うことにそのまんま従うことはない。大谷翔平はエンゼルスの投手コーチや打撃コーチの言うことを聞いたりしていない。、ドライブラインなどで自分でフォームや投球の軌道を創っている。
そして多くの選手は、他の選手と情報交換をして技術や練習法を進化させている。
サインや作戦などチームの機密情報の漏洩の懸念を指摘する向きもあるだろうが、今の選手は良識は弁えている。コーチに「あの球団の〇〇選手がこういってました」みたいな点数稼ぎはしない。
そもそもチームの作戦は毎年変更されるのだ。
昭和の野球は、あたかも終身雇用のサラリーマンのような感覚だった。上の言うことを聞いてチームメイトとだけ交流して、忠誠心をアピールすることで立場を得ていたのだ。
日本野球はせこくて、狭量だったから日本野球はアメリカに比べて発展しなかったのだ。
「俺たちの時代は、相手チームの選手とは口も利かなかった。今の選手は甘すぎる」と言っている野球人は、そろそろお引き取り願おう。
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コメント
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今はそれがPCに変わっているようですが。
球団関係なく自主トレを行い、技術を磨くことは明らかにプロ野球全体のレベルアップにつながり、ファンサービスに資すると考えることはできないのでしょうか。
まぁとにかく自チームの勝利が評価に即決する立場ではなかなかそうも言えないのかもしれないですが。
それも無償で教えますね(厳密には少し違いますが)それも、かっては自分も落語の世界に世話になったからという想いがあるからだと言われていますね。
日本代表の森保監督の他、ドイツ代表スポーツダイレクターのシャツィオレックス氏。同代表コーチのシュトライヒスビア氏、元日本代表監督のザッケローニ氏(イタリア)、元名古屋監督のベンゲル氏(フランス)などが講演しました。
見事に、国も立場も色々な指導者の講演ですが、こう言う講習会をNPBが責任持って行う事は今もって難しいのでしょうね。他球団の選手同士の交流さえ嫌がる声があるとなると。
一方、日本野球連盟は講演を開いていてもNPB関係者は個人的な参加に留まっている。
広尾さんが再三指摘している通り、講演に出て来ない多くの関係者の意識を変えられない。凄く閉塞感を感じますね。
この記者も貧しい考えやめて黙ってようや
人それぞれだから干渉するなって、そういう人間が多いから世の中はよくならない。
何歳か知らないけど、あなたの中身は、腐ってる。
それも正確な話ではないよね。昔からチームを超えた合同自主トレはあったけど、批判の声もありました。
所詮、印象論だから仕方がないよね。
より高度なマネジメントを出来るので良い事だらけですね♪