柱と恃む強打者エイドリアン・ゴンザレスがFAでボストン・レッドソックスに去ったサンディエゴ・パドレス=SDは、どんな補強をするか。ちょっとした見ものだったのだが、エイドリアンの穴は見事にあいたままだった。
前年と今年の成績の対比。各STATSのナリーグ16球団での順位、各数値の昨対を入れた。

SD-2011-Bat








ミネソタ・ツインズ=MINからオルランド・ハドソン、タンパベイ・レイズ=TBからジェイソン・バートレットを獲得。しかしこれはエイドリアンの穴埋めではなく、守りを固めたのだ。1Bには、かつて29本塁打したこともあったブラッド・ホウプをTBから。しかし、広いペトコ・パークでは全く振るわず、6月にサンフランシスコ・ジャイアンツ=SFからとったヘスス・グズマンをAAAから上げて、レギュラーの座を交代させた。グズマンはシアトル・マリナーズ=SEA時代はプロスペクトとして知られた。大きいのは少ないが、アベレージヒッターで安定した成績を上げた。
とはいえ、チーム最多本塁打は昨年の31本から11本へ。大きいのを打つ打者がほとんどいないから、投手は安心して投げることができた。
希望の星はフロリダ・マーリンズからきたキャメロン・メイビン。はじめて規定打席に達して40盗塁。打撃は荒っぽいが、SD向きの選手といえよう。
痛感するのは、スラッガーの代わりはいないということ。この広い球場で30本を打つ打者こそは、本当の強打者なのだ。
好むと好まざるとに関わらずスモールベースボールを選択せざるを得ないSDだ。どんな選手の補強をするか、注目したい。

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