スポニチ
富山第一高校サッカー部の公式ツイッターが14日に更新され、回転ずし大手「はま寿司」において部員が迷惑行為を行ったとするネット上の情報について言及し、SNSの運用を一時的に停止すると発表した。
スシローの事件があった後の2月10日、「はま寿司」で、少年が卓上に置かれたガリに直接自身の箸を入れて食べる動画が拡散された。

その動画によると、少年は富山第一高校サッカー部のユニフォームを着て、卓上のガリ入れに自分の箸を突っ込んでガリを食べた。その動画は友人が撮影して、SNSに公開した。
恐らくはそのSNSは「限定公開モード」になっていて、知人だけで共有する設定になっていたと思われる。しかし、その知人の中には、該当少年とそれほど親しくない人もいたはずで、その動画を何の配慮もなく別の友人に見せて、そこから「非限定モード」で拡散されたのだと思われる。
そしてこうした「馬鹿」を世間にさらすことを目的に、ネットの中を徘徊している「自警団」のような人間もたくさんいる。今、こういう動画は発火性が高く、すぐに炎上するから、虎視眈々として探し回っているのだ。
愚行が拡散されるメカニズムは、実に簡単なものではある。

「スポーツ選手」という観点で、この愚行を見ると、今の部活スポーツの問題点がいろいろ浮き彫りになってくる。
一つは「思慮の浅さ」。若さは「愚かさ」ではある。「高校生は一過性の馬鹿」と言う見方もあるっが、とりわけ体育会系の部活選手は「上の言うことをそのまま聞く」だけになっている若者が多い。何を言われても「はい」というだけで、指示をされなえれば自分で何も判断できない。サッカーの教育は野球よりも進んでいると言われるが、それでも私学の部活は「上意下達」の習慣が抜けきっていない。
この若者も「学校のユニフォームを着ていること」と「今やらかしていること」そして「それをSNSで拡散すること」の因果関係を自分の頭で組み立てることができなかったのだ。

もう一つは「仲間、連れ、あって、社会なし」。この世代は友達とのつながりが何よりも大事だ。友達に笑ってもらえるなら、なんだってやると言うという過剰なサービス精神を持った若者も多い。特にスポーツ部活の選手は、常日頃チームワークを言われるし、それいじょうに「仲間」が大好きだ。しかしその外側に広がっている「社会」に思いをいたすことはない。

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富山一高はJリーガー26人を出した強豪校だ。しかし学校側は、事件が起こってからオタオタするだけだ。
大人たちがすべきことは、若者に「スマホで動画を撮るな」「それをSNSで拡販するな」ということだけではない。
それ以前の問題として「今、お前がやろうとしていることは、どんなことなのか、自分で考えろ」「SNSでそれを流すことがどんなことになるか、想像しろ」ということだ。上から押さえつけるのではなく「自分で判断させる」ことが大事だ。

残念なことに、今のスポーツ指導者の多くは「ああしろ」「こうしろ」と選手に言うことを聞かせることは得意だが、「自分で考えろ」というのは苦手だ。指導者自身も上の言うことを聞いて生きてきたからだ。
しかし今必要なのは「考えさせる」ことだ。それはプレーの質の向上にもつながる。


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NOWAR


1960~62年柿本実、全登板成績