大相撲で稽古でやたら強くて、本場所になればからっきしダメなお相撲さんを「稽古場大関」とか「稽古場横綱」と言う。アスレチックス、春季キャンプでの藤浪晋太郎の評価は、メッツの千賀滉大とそん色がない。
千賀滉大はNPBでは少なくとも大関クラスの選手だっただろうが、藤浪は「元関脇」の平幕クラスか?
しかし彼の160㎞/hの剛速球と変化球はメジャーリーガーをうならせている。まさに、稽古場だけなら「大関クラス」と言う感がある。

この評価が開幕が近づくとともに、じりじり落ちて行って、開幕ほどなく「平幕」になる可能性ももちろんあるが、ここまで主としてメンタルの問題で成績が沈滞していた藤浪が、MLBの伸びやかなマウンドで「やる気」「自信」を取り戻す可能性もある。

中には「選手は当てられないように」「怪我させるなよ」みたいなネガティブなコメントを寄せる人もあるが、藤浪贔屓の私は、彼がこの緑色のユニフォームで、元気いっぱいに活躍するところを観たいと思う。

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アスレチックスと言う球団は、選手本位の「お人よし球団」では毛頭ない。ビリー・ビーン副社長は、腹が立つと4~5人の選手を束にしてクビにするような独裁者だ。ただ、彼は「人とは違うものの見方」をすることで、ここまでの地位を築いてきたのだ。
単年計算で千賀滉大の四分の一と言うお買い得価格で買った藤浪が、予想を覆す大活躍をすれば、ビーン副社長の鼻息は荒くなるだろうし、藤浪の2024年以降の未来もぐっと広がるはずだ。

藤浪晋太郎は「稽古場大関」で終わることなく、本番でもしっかり数字を残してほしい。そのためには、スプリングトレーニング、つまりオープン戦で少なくとも「悪くない」成績を残すことが必要になる。楽しみながら挑戦してほしい。


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1960~62年柿本実、全登板成績