まだこの手の番組ができると言うことは「プロ野球人気」が健在だと言うことだ。WBCの盛り上がりもあるのだろう。
テレビ朝日系「ファン1万人が投票 プロ野球総選挙」は、プロ野球史上一番すごい選手をファン1万人へのアンケート調査で決定するというもの。よくある番組ではある。

その結果 選手の誕生年も付ける。

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こういう人気投票は「焚きつけに使う薪の山」のようになりがちだ。新しいものほど上に乗っかることが多いのだ。
今回も、現役、28歳の大谷翔平が1位になっている。しかし、2位にはイチロー、3位に王貞治と平成、昭和のスターが入り、4位にまた現役村上宗隆。
古い選手と今の選手がミルフィーユのように重なっている。これは1万人のファンの世代差によるわけで、若い人が多ければ、現役世代、古い人が多ければ引退したレジェンドが上位に来る。それだけのことであってこのランキングにそれほど意味がない。

どうでもいいランキングだなとずっと思っていたが、世代別に分けてみると面白いことが分かる。

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戦前はONに金田、野村。張本勲の名前はない。この世代の選手を見ているのは50代後半以降になるから、徐々に減っていくだろう。野村、金田は物故した。

戦後から1959年までに輪切りすると三冠王の落合、江川、衣笠、掛布。江川と掛布は同い年。ライバル関係だった。どちらも殿堂入りしていない。山本浩二、星野仙一などはもう消えている。門田博光も入っていない。

そして1960年から1979年までで切ると上位にはメジャーリーガーが並ぶようになる。この頃からファンはプロ野球ではなくMLBに注目し始めたのだ。新庄は昨年日本ハム監督にならなければ、ここには入らなかったのではないか。

1980年代からは現役選手が上位。1988年、いわゆる「ハンカチ世代」が3人入った。

そして1990年代以降。現役バリバリの20代の選手が並んでいる。若いファンのランキングは、要するにこれになるだろう。

結局、現役時代の実績に加え、今もメディアへの露出が高い選手が上位に来ていることが分かる。

それだけっちゃ、それだけではあるが。

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1960~62年柿本実、全登板成績