この本は必読。

昨日の昼の試合は、三塁側で見た。韓国の応援団がいるサイドだ。結構前の方で見たが、私の周辺はみんな日本語でしゃべっていた。
韓国を応援している人はどこにいるのだろう、と思っていたら「ナショナルアンセム」になったとたんに、周りにいた多くの人が、韓国語で国歌をうたい始めた。
おそらくは在日の人々なのだ。ちょっと感動した。あの「富士は日本一の山」みたいなゆったりしたメロディの韓国国歌を気持ちよさそうに歌っている。私も歌えるようになりたいな、と思った。

IMG_2245


大阪在住の人が多かったと思うが、私が若い頃、在日韓国人、朝鮮人の境遇は厳しかった。大学を出ても就職できなかった。
猪飼野近くの平野川の河川敷には、違法建築の小屋が立ち並び、雨が降って川が増水すると鉦や太鼓で水が収まるように祈祷する在日の人がいた。今から思えば信じられないが、差別は存在した。

一方で飲食業やパチンコなどで成功した在日の人もいて、私は何人かの友人がいた。日本人と全く区別がつかなかったが、家に遊びに行くと名前や祭壇などでそれがわかったものだ。

大阪の高校野球部は、9月になると韓国に遠征したが、そのメンバーが発表されて「あ、あいつも在日だったんだ」と思ったりした。
「チョッパリ」とか「パンチョッパリ」とか、そういう言葉も聞いたことがある。

今も差別はあるのだろうが、球場で屈託なく韓国国歌をうたえるくらいに穏やかになっているのだ。
それでいて、国歌を歌っていた私の隣の兄ちゃんは阪神ファンのようで、佐藤輝明に拍手を送っている。

IMG_1551


私の後ろでは、良く通る声で選手の応援歌を歌っている兄ちゃんがいる。「〇〇〇〇(選手名)+テーハミング」みたいな歌詞が多いみたいだが、3時間ずっと歌い続けていた。

周囲の人は呼応していたが、全く反応せずバラバラに応援している人もいる。こっちの方が自然だろう。ただ、韓国プロ野球(KBO)では、日本どころではない大応援団が、全球場で大声を上げているから、個々の応援が韓国風とは言えない。

この日も小学生が招ばれていたが、朝鮮学校の子供もいたようで太極旗の小旗を振っている。
そういう姿を場内カメラがモニターに映し出す。

IMG_2246


なかなか平和でいいなと思った。日本戦はこうはいかないだろうが、韓国も全力を尽くしてほしいし、互いに健闘を称えるような試合をしてほしい。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!



NOWAR


1960~62年柿本実、全登板成績