Ohtani-2023


Number Webで大谷翔平の2023年の成績について予想記事を書いた。私は今季の大谷の打率を.310と予想した。「極端な守備シフト」の禁止で、安打が多くなると予想したからだ。
特に左の強打者は、広角に撃つ打者でも「引っ張り」が売りであって、そこが強みでないと活躍できない。
しかし、これまでのMLBでは一二塁間を極端に狭くして、頭上を越さない限り安打は出ないようにしていた。2010年以降、イチローが3割を打てなくなったのは年齢に加えて、極端な守備シフトが敷かれたからだと思う。

大谷翔平はもともとアベレージ狙いではないが、それでも強いゴロを打つことができるから、一二塁間に空きができれば打率が上がると思っていた。

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果たして、開幕戦で出た二塁ベースの右側に打ったゴロの安打は、極端な守備シフトでは二塁か遊撃の守備範囲であり、安打にはなってなかった。

この日、吉田正尚もほぼ同じコースにタイムリーヒットを打っていた。吉田もいいタイミングでMLBに来たと思う。

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「極端な守備シフト」の禁止は、投手にも心理的な影響を与えるだろう。「引っ張ってゴロを打たせることができれば何とかなる」とは言えなくなったからだ。

開幕15試合の平均打率は.252、昨年のリーグ平均打率は.243だから早くも効果が出ている。防御率は2022年が3.96だったのが4.17である。

足が速くて引っ張る打球が強い左打者は、成績が上がる可能性が高い。ベースの大型化により本塁から一塁までの距離が7.6㎝縮まったこともプラスだ楼。

吉田正尚は、そこそこ打率を稼ぐことができれば余裕ができて、一発を狙うこともできる。

同じタイミングでレンジャーズ傘下のラウンドロックで、筒香嘉智もシーズンインしたが、彼は本当に移籍のタイミングが悪かったと思う。



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1960~62年柿本実、全登板成績