WBCで妙におとなしくて、控えに回っても文句を言わなかったこと。シーズン開幕後もよくわからない事情で出場できていなかったのは、理由があったのだ。
既婚者で子供もいる山川が、独身女性に強制わいせつ致傷事件を起こしたのは、昨年オフのことだ。山川穂高と球団は、このことを秘匿してWBCに出場したということだ。

もし出場を辞退すれば、なぜなのか原因を詮索される。前に進むことも引くこともできないあいまいな状況で侍ジャパンに参加した。栗山監督やナインは、全く知らなかったはずだ。

坂本勇人の事件と、今回の山川穂高の事件の最大の違いは、坂本の事件が「民事」なのに対し山川の事件が「刑事」だということだ。
警視庁が「強制わいせつ致傷」で捜査しているのだ。示談が成立して不起訴になる可能性はあるが、いずれにしても「女性に性的暴力を振るった」という事実関係は認定されそうだ。

坂本勇人の事件の場合、女性に対して不誠実な態度をとったことが問題視されている。彼は独身だったが、いわゆる「道義的責任」が問われている。しかし山川穂高の場合「違法行為を行った」可能性が高い。「犯罪性」が疑われるのだ。

日本人は「不倫」が大嫌いだから、坂本勇人に対して不快感を覚える人は非常に多いと思うが、少なくとも坂本の事件で警察が動くことはない。しかし山川の事件は、すでに警視庁が動いている。

この差は非常に大きいと言えよう。

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事実関係がはっきりしてきても、坂本の事件では新聞、テレビはプロ野球球団に気を遣って一切報道しなかった。しかし山川の事件では、腰抜けメディアも報道し始めた。すでに共同通信やスポーツ紙が書き始めている。この事件が「刑事」で、警察が動いているからだ。

山川の事件は、今、日本でプレーしているトレバー・バウアーの事件と同じだ。バウアーは独身者だが暴力的なセックスをして相手から「DV」で訴えられている。山川は妻帯者だがそれが問題ではなく「強制わいせつ致傷」という犯罪行為を行ったことが問題だ。

山川は昨日も打席に立っていたが、球団はどこまでそれを許すか。

NPBが本当にコンプライアンスを尊重する団体なら、山川に対してとるべき処分は「球界追放」でしかない。これまでも違法行為を行った選手を追放した事例はある。
一時的か永久かは別にして。
球団としても「契約解除」をする以外の選択肢はないだろう。山川に同情の余地はない。


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