よくわかっていない人が多いが、この事件は最近文春砲が暴露しただけで、すでに半年が経過している。山川本人や家族はもとより、球団も、もちろん被害届を受理した警察も、はるかに前から事件について承知している。「事態の経緯を見守る」ような段階はとっくに終わっている。
警視庁は被害女性からの「被害届を受理」しているし、山川穂高自身も文春の取材に対して、合意が疑わしい性行為に至る過程で、女性が出血する負傷をさせたことは認めている。

>あくまで自称被害者の訴えであって、警察はまだ事実を断定していない。

こういうデマを飛ばす馬鹿ネット民がいるから本当に困る。もうすでに警察は捜査をしている。

被害届に基づいて警察が捜査をした結果として、検察が刑事事件として立件するのか?しないのか?また女性の側が「被害届」を取り下げたり、示談が成立するか?今後の展開は予断を許さない。

しかし捜査の経緯を見守るのは当然にしても、西武ライオンズは、それ以前のできるだけ早い段階で、山川穂高に対して何らかの処分を科す必要がある。

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西武グループは、企業としてコンプライアンス順守を明言している。公式サイトには、

法令・社内規則等を遵守し、社会的良識をもって公正かつ誠実に行動します。

と明記されている。山川の行為は、法令に違反している可能性が高いし、社会的良識という観点からも明らかに逸脱している。
そして山川穂高は西武グループ企業の一従業員ではない。看板企業の一つである株式会社西武ライオンズと契約を結ぶ事業者であり、ライオンズ、西武グループの主要な「広告塔」の一人だ。そんな重要人物が、違法性が高く、社会的良識にもとる行為を行ったとが明白になった。

企業イメージを防衛し、社会的信用を棄損することを防ぐために、山川穂高に対して、断固たる処分をするべきだ。しかも大至急に。最低でも「謹慎処分」を科すべきであり、事態が明らかになれば契約解除をすべきだ。

巨人の坂本勇人の一件は民事であり「コンプライアンス」上の問題ではなく、誠実性とか品位の問題だった。それでも「完全黙殺」は、大いに問題があったが、山川穂高の問題は「違法性」を問われる刑事であり、誠実性、品位に加えて「犯罪」の疑いさえある。今の時点で「何事もなかった」ということは考えられなくなっている。

ちなみに刑事事件の場合「疑わしきは罰せず」「疑わしきは被告人に有利に」が原則だが、企業コンプライアンスの問題は「疑わしきは排除する」が鉄則だ。

巨人をはじめ、NPB球団は「選手が一番大事」だと思っている。これは明らかな心得違いだ。一番大事なのはお金を払ってくれる「ファン」であり、その周辺に広がる「一般社会」だ。たかがボール遊びが、社会の「公共財」として認知され、多くの金を集めることができるのは、社会がこれを「まともなもの」と認めているからだ。
それを棄損するような不祥事が起これば、徹底的にこれを排除する。その自浄能力こそが企業には求められている。

山川穂高個人の蹉跌には同情するが、今のところ救いようがない。



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