中日スポーツ
巨人・グリフィンの”悶絶ハッスル”に原辰徳監督も感服「お手本になる」1995年の桑田真澄と重なる

巨人の先発グリフィンは昨日の日本ハム戦で、代打ハンソンがスクイズを試みて一塁側に上がった小飛球にダイビングキャッチを試みて届かず。グラウンドに体を打ち付けて悶絶した。
コーチらが駆け付けたが、グリフィンは治療のためにベンチに戻ることなくマウンドに立った。

原辰徳監督
「彼の集中力、闘争心は素晴らしいものがありますね。お手本になる」「1回、ベンチに戻って治療というものをどうだ」と伝達したそうだが、「いやいやいや、大丈夫だというところですね。見事ですね」

グリフィンが治療を受けなかった理由は2つほど考えられる。第一に「必要性を感じなかったから」痛みが治まったということだ。第二に「弱みを見せたくないから」MLBでは死球を受けた選手が平気な顔をして一塁に行くことが良くあるが、彼もそうだったのかもしれない。

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しかし球団の資産である選手の健康を考えれば、負傷した恐れのある選手が適切な治療を受けようとしないのは、良いことでも何でもない。
選手の健康を維持するために、ベンチにはトレーナーがいるし、応急手当の道具も完備されている。これらは「活用」されるために存在しているのだ。

原監督の言葉は、この指導者の「本性」を露呈している。

「ちょっとダイビングしたくらいで、いちいち治療とか、大げさすぎるんだよ。少々痛くたって投げるのが、野球選手ってもんだ」
「野球選手は身体張ってなんぼなんだ、痛いとかいう選手は使わねえぞ」


と言っているようなものだ。しかも「お手本になる」とまで言っている。

今後、プレー中に負傷した選手は、応急措置を受けにくくなる。

「これくらいの負傷でトレーナーを呼んだら監督に怒られる」
「痛そうな顔をしたら、使ってもらえなくなる」


こりゃダメでしょう。讀賣ジャイアンツは「ブラック球団だ」と世間に宣伝しているようなものだ。

「原辰徳は良いこと言った、今の若い奴らは体のことばかり気にしやがって、甘やかされてなってない」

みたいなおっさんは、燃えないゴミの日に袋に入れて、回収に出すべきだろう。
それを何にも考えず報じた中日スポーツも、古紙回収に出すべきだと思うが。

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