デイリースポーツ
3年計177失点 三重大会0-52敗戦の徳風高校にエール飛ぶ 昨夏0-60、一昨年夏0-65 勝利の桑名西は整列後歩み寄る
スポーツ新聞が能天気なのは、あほなんだからどうしようもないが。

過去3年の徳風の戦績

徳風


この3年間で、1点も奪うことができなかった。2021年は1安打、2022年は2安打したが、2023年はノーヒット。つまり桑名西は3投手でコールドながら「ノーヒットノーラン」を記録したことになる。

三重は私学、春13回、夏14回甲子園出場、津西は県立で甲子園出場なしだが準優勝1回、 スーパーサイエンスハイスクールだったこともありインターハイでは常連校という文武両道。桑名西も県立だが甲子園は春2回、夏1回出場。

要するに「強豪校」である。徳風のキャッチボールやノックを見れば、そうとう弱いことが分かるはずだ。
さすがに立ち上がりは本気を出すかもしれないが、いずれも1回裏に二けた得点をしているのだから、大差が開けば「闘い方」を変えてしかるべきだ。

メンバーを控えにスイッチするとともに、少々ストライクゾーンを外れたボールでも打っていく。投手はストライクを投げ込む。そして犠打は必要がないのだから使わない。

2021年の三重は、四球は2つと少なかったが犠打が5、失策や安打になったものも含めればもっとあったかもしれない。「練習」のつもりだったかもしれないが、圧倒的な大差が開いた試合でバントをするのは、相手チームのことを考えない、極めて失礼なことだと言える。

徳風は通信制の高校だ。軟式野球では通信制高校の全国大会がある。天理高校が圧倒的に強いが、徳風は1999年と2006年に優勝している。しかし今は無く、それに代わって2020年から硬式野球部が発足した。軟式の伝統は受け継がれていないようだ。

通信制の高校はかつては、夜間高校と同様、働きながら通学する人や、社会に出てから学びなおす人が多かったが、今は不登校や他の高校をドロップアウトした若者など、多様な子供を受け入れている。
なかにはクラーク国際のように「甲子園に出ること」を最優先した学校もあるが、普通は「学校に来ない」のが前提だから全体練習ができないためレベルは非常に低い。

P7104532


こうした対戦が3年連続で続くのは、不幸でしかない。高野連はこうした状況に勘案して、通信制也連合チームなど著しく実力差がある高校を、予選に参加させるのであれば「予備予選」を組むなど、それなりの対策をすべきだろう。
無能の塊のような今の高野連にそれを望むのは難しいのだろうが、3年連続でこういう試合になってしまうのは、三重県高野連の重大な過失だと思う。

デイリーの記事の最後

創部4年目の徳風は初の公式戦出場となった21年夏は強豪・三重に0-65、翌22年夏は津西に0-60で敗戦。この日も強豪相手に厳しい戦いとなったが、最後まで懸命にプレーする姿に客席から拍手が送られた。
 ネットでは「創部してまだ数年なのに毎年少しずつ得点差縮めてきて本当にすごい」、「徳風がんばれ!」、「失点は減ったけど得点したい」、「センターよく捕った」、「後ろ守ってくれてるから!って声が聞こえて泣きそうになった」などエールも書き込まれている。


これを書いた記者は、こんなひどい試合を観て、何も感じなかったということだ。ネットの無責任な民も気楽なことを言っているが、こうした試合は「高校野球の荒廃」の象徴だ。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!



NOWAR


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! まとめリンク