「猛暑の中、甲子園ではグラウンドより観客席の方が過酷な状況になっている」と里崎智也が言っていたが、私はそうは思わない。
吹奏楽部がある高校の多くでは、甲子園の応援は「任意」になっている。「夏休みはコンクールに向けてもっと練習したい」という部員もいるので、全員参加ではないところも多い。
吹奏楽が野球と並んで「売り」になっているような高校では「甲子園組」と「コンクール組」に分けていることも多い。

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アルプス席を見ていれば分かるが、味方の応援をしていない時間、応援団は着席して水分補給をして休みを取っている。アルプス席には銀傘がかかっていないから、直射日光にさらされるが、安静にしているわけで、グラウンド内で激しく運動をしている選手とは状況が違う。
また、応援団には救護班が同行している。体調が悪くなれば、すぐに手当てを受けることができるし、通路に退避することもできる。

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ただ、応援団は甲子園に入ると、日本高野連によって時間や居場所を管理される。バスの停車場所も決まっていて、アルプススタンドに入る前の待機場所も決められている。
前の試合の終盤になると、アルプススタンドに入るが、この際には、高校野球のときだけ座席を取り払ったスペースで待機させられる。直射日光にさらされる。
何でもしゃくし定規に決めたがる日本高野連は、応援団の待機場所については、柔軟に対応すべきだろう。

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銀傘がある内野席でも、グラウンドに近いエリアは直射日光にさらされる。しかし観客は通路や、客席上部に退避することができる。甲子園の高校野球は、満員になる試合はそれほど多くない。席の移動は比較的容易だ。

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応援団や観客は、選手のように暑熱順化できていないことが多いから、熱中症のリスクは高いだろうが、そのリスクが選手より高いとは思えない。しんどくなれば、応援団も観客も退避することができるのだ。「客席には逃げ道がある」のだ。

選手は倒れない限り試合から離脱できないし、客席よりもはるかに高いテンションを維持している。

例によって里崎は現場を知らずに話しているのだと思うが、「選手より応援団、観客の方がきつい」というのは問題の本質から視線を逸らさせるための詭弁だと思う。


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先発全員奪三振達成投手/1994~2023