一昨日、慶應高校関連の記事を2本書いた。今日も慶應高前監督の上田誠前監督にお目にかかるために出張中だ。それ以外にも、なぜか最近、慶應高、大学出身者とやたら会って話を聞くことが多い。

Keio-Presdent


Keio-Toyo
野球は「エリートのスポーツ」としてスタートしただけに、取材では東京大、慶應大、早稲田大などエリート校の卒業生に会うことが多い。

私は一浪して立命館大卒である。悪い学校ではないと思うが、偏差値高い系の卒業生に会うときは、引け目を感じないではない。東大や慶応大に行くときは、アウェー感を抱く。偏差値60ちょぼちょぼが、ばれやしないか、なんて思う。

しかしそれが取材に影響したり、必要以上にへりくだったりすることにはつながらない。人は大学を出てしまえば「社会で何をしてきたか」が大事だ。学歴という下駄は掃いているが、卒業後は実績で勝負するのだ。
特に私のようなフリーランスは、抜き身一本提げて世渡りするような壮気が大事だ。

しかし世間はそうではないようだ。
慶應高の記事に対するヤフトピの反応は7割くらいがネガティブだ。
「内申点45点満点で38点は優秀とは言えない」みたいなよくわからない負け惜しみも多いが、今回の記事で特に多かったのが「でも慶應の応援はひどかったね」的な声だ。
少し考えればわかるが、慶應高の優勝と、慶應応援団のバカ騒ぎは、何の関係もない。
森林監督や野球関係者が「応援団は大声出して、仙台育英をビビらせてくださいよ」などと依頼するわけがない。

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あの大応援団は、慶應高の躍進とともに、応援したいOBや関係者が雪だるま式に膨らんで、アルプス席をはみ出して他の席まで拡がった結果だ。また、一部マナー違反と言われたのは、神宮はともかく、甲子園の応援席など来たこともない客が、好き勝手やったのが原因だ。制御不能になったのだ。「知らなかったから許される」というものではないが、同じ甲子園の応援団でも、確信犯的に相手チームを威嚇する阪神タイガースのファンとは中身が違う。

お利口さんの慶應のことである。次回、甲子園に出るときにはOB会を中心にきっちりしたルールを決めて、マナーを守ることだろう。

しかしYahoo!に投稿するコメンターは「いくら慶應は人間性を大事にすると言っても、あの応援団では」みたいな、直接関係のないことをこじつけて文句を言っている。
阪神タイガースの快進撃が続いているが「いくらチームが強くても、応援団がダメだから阪神はダメだ」みたいな声は出るはずがないのに。プロ野球の場合、チーム、選手とあほなファンは「別物」という分別がついているのだ。

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慶應を非難するコメントの根底には、おそらく学歴コンプレックスがある。
「いいとこの坊っちゃんは、勉強だけしてればいいのに、野球まで強くなりやがって。野球なんて、馬鹿にまかせとけばいいじゃないか」的な。

ヤフトピではネガティブな声が大部分だが、東洋経済、プレジデントともに読者の反応は上々で、ランキングも高い。
慶應高の快進撃は、閉そく状態が続いている日本野球に絶対にポジティブな影響を与える。

当サイトのコメント欄にも言えることだが、匿名で書きこみをする人に中には「社会に出てもコンプレックスが払しょくできない」人が結構いるのだろう。
あなたのことなんか誰も知らない、だから何が起こっても平気でいればいいのに、全部自分と比べて「それにひきかえ俺は」と思ったりしてしまうのだ。
今の日本社会の暗部を観る気がする。



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NOWAR



先発全員奪三振達成投手/1994~2023