私は大阪の病院で生まれたが、本籍地は徳島県だった。親父の出身地で、関西に定住しても長く本籍地を変えなかったのだ。小さい頃はほとんど里帰りはしなかったが、ここ30年ほどは最低でも年に3回は通っている。
昨日は徳島市のホテルに宿泊し、徳島県中南部の阿南市にある球場に取材で通った。このあたりは20年ほど前に自転車で足しげく通っていたので、大した距離でないのは知っていたが、帰りの列車は1時間40分もかかった。単線なので列車の行き違えの待ち合わせがあるのだが、何と36分という待ち合わせがあった。果てしなく電車に乗っているような心持がした。

地方では「自動車」は、過疎や貧困の象徴のようになる。公共交通はまず鉄道の本数がまばらになり、ついにはなくなる。バスが代用で走るが、これも本数がまばらになる。こうなると外部から人が来ることは極めて難しくなる。
人々の移動手段は自動車だけになる。どこへ行くのも何をするのも車。高齢化で車に乗れなくなると、施設に入らざるを得なくなる。

この日は独立リーグの取材をしていたのだが、球場に来るのは近所の人だけ。それでも車でやって来るからビールは売れない。食事類も申し訳程度しか売れない。夏休み中の日曜日にもかかわらず、観客動員は171人だった。チケットの売り上げも少ないし、興行としては極めて厳しい。ここでドミニカ共和国出身MAX164㎞/hのマルチネスに話を聞いたりした。

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ここ数年で、四国の経済力はめっきり低下している印象がある。高齢化、過疎化が進み、インフラが衰弱し、活力が失われている。どの地方も「観光」を売りにしているが、もてなす方がくたびれてしまって、マンネリ化が進んでいる。

野球の独立リーグも、サッカーのJ3も経営は極めて厳しいが、それは地域がこうしたスポーツを支える活力がなくなっていることが大きいと思う。

特に四国は、動脈たるJR四国が、めっきりと疲弊しているし、経済も文化も元気がない。
たまたま朝ドラ「らんまん」で牧野富太郎を取り上げているが、高知市内はともかく、牧野が生まれた佐川町当たりは、客を呼び込むことはできないのではないか。
私は何度も行ったが、佐川とその奥の越智は緑が豊かで良いところだ。青源寺という美しい寺もある。しかし観光客が喜ぶようなめぼしい観光施設はない。牧野の植物園など高知市を巡って観光は終わるのではないか。

独立リーグの多くのチームは「存続すること」が唯一の目的になっている。NPBは救いの手を差し伸べる気はさらさらないし、すでにサバイバル状態になっているという印象だ。

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先発全員奪三振達成投手/1994~2023